融資が必要な理由として資金を何に使うのか?ということを聞かれます。
「資金使途」と言われるものです。
資金使途は大きく分けて「運転資金」と「設備資金」の2つに区分されます。
設備資金はイメージが湧きますが、運転資金と聞くと???となる方も多いと思います。
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運転資金の種類
事業を経営するうえで、掛取引が多く発生します。
仕入などの支払が先行し、売上の入金が後になります。
その売上の入金があるまでの資金として必要となってくるのが運転資金です。
運転資金には以下のような種類があります。
- 経常運転資金
- 増加運転資金
- 減少運転資金
- 季節性運転資金
1.経常運転資金
経常運転資金とは、事業を継続するために通常必要となる資金のことをいいます。
一般的に運転資金というと、この経常運転資金を指します。
2.増加運転資金
事業規模が大きくなり売上が増加すると、それに伴い運転資金も増加します。
その場合に必要となるのが、増加運転資金です。
3.減少運転資金
事業規模が小さくなっても経費は急に少なくなりません。
固定費などは、規模が縮小する前と同じくらい必要になることもあります。
それを補填するための資金が減少運転資金です。
4.季節性運転資金
季節的に発生する資金のことを言います。
従業員の賞与や気候の変動になどにより多くなるコストを補填するための資金です。
運転資金の計算方法
運転資金は、「売掛債権+棚卸資産-買掛債務」で計算されます。
一般的に運転資金の目安は、最低でも3か月程度必要とされています。
ご自身の事業の経費の洗い出しをして、運転資金の目安を把握しておくことが重要です。
運転資金不足を防ぐために
資金不足に陥る前に、以下のような対策をとりましょう。
- 売上と仕入のバランス(在庫管理)
- 損益計画と必要な運転資金の目安を把握
- 資金繰り予定表の作成
- 融資
1~3までの対策をして資金の計画を立てることが重要です。
いつ資金が必要になるのか?を早めに把握できる仕組みを作りましょう。
まとめ
運転資金の種類と計算方法についてでした。
運転資金を理解をすることは、融資を受けるうえでも非常に重要です。
また、自社の運転資金を把握して計画を立案していきましょう。
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【編集後記】
昨日は、夏に行くキャンプの話を妻と。
毎年夏に行くキャンプですが、毎年ワクワクです。
去年は、竹田市。
今年は、豊後大野市です。