税理士試験の理論暗記法

税理士試験の理論暗記は、全体像を早めに掴むことが重要です。
膨大な量の文字数を、基本的に一言一句覚える必要があります。
ですが、一言一句に縛られると、なかなか前に進めず挫折してしまいます。

私自身、理論暗記はゲームのような感覚でしていたので、得意な方だったと思います。
今日は、私の実践していた理論暗記法の紹介です。
※この方法は、あくまでTACや大原の理論暗記の課題を進めながらやっていました。

目次

1.目次の暗記

1番最初に、大原の理論サブノートやTACの理論マスターの目次を全部覚えます。
目次には、覚えるべき全てのタイトルが載っています。
目次の全てのタイトルを覚えることにより、早めに大枠を掴むのです。

上記でいうと”大タイトル”と”中タイトル”の全てになります。
タイトルには、よく出る言葉が含まれていることが多いため、後々詳細なところを覚えるときに少し楽に感じます。

2.各タイトルの小タイトルを暗記

目次の暗記が終了すると、少しずつ内容に入っていきます。
このとき、いきなり細かなところを覚えようとすると、気持ちが折れそうになるので小タイトルを覚えることに専念します。

小タイトルを覚える際は、大タイトルごとに分けて覚えることをおススメします。
「大タイトル①の中タイトル①の小タイトルは….」という感じで覚えます。
大タイトル①のグループが小タイトルまで楽に思い出せるようになったら、大タイトル②のグループを含めて覚えていくといった感じです。

暗記は繰り返すことで少しずつ頭に記憶されます。
そのため、大タイトルごとに区切って覚えることで、繰り返すスピードを上げるのです。
これは精神的な負担を楽にする力もあります。

この段階で楽に覚えられそうな理論のタイトルは、一気に覚えてもいいと思います。
文字数が少ないタイトルがおススメです。

3.修正テープで消しながら暗記

ある程度、各理論の小タイトルが暗記できたら、次はいよいよ細かな文章を覚えていきます。
詳細に覚える際は、修正テープを使用して覚えた文章をどんどん消していきます。
タイトルと同じ言葉が文章にあるときは、即座に消しましょう。
(前段階でタイトルの言葉はしっかりと頭に入っていると思いますので。)

消すときのポイントとして、”てにをは”は最後まで残すと忘れたときに思い出しやすくなります。

目標は、直前期までに理論サブノートの8割ぐらいが修正テープで消されている状態。
2.の段階で楽に覚えられそうと思ったタイトルから修正テープで消すのがおススメです。
修正テープで文字がどんどん消えていくので、進捗度合が視覚的に把握出来るので一石二鳥です。
(どんどん文字が消えて白くなっているのを見ながら、自分がレベルアップしているような感じを楽しんでいました。)

また、目に入る文字数が減っていくので、まだ覚えてない文章に集中しやすくなるというメリットもあります。

ここで注意なのが、自信をもって覚えたと思えるものだけ消すようにしましょう。一度やってしまうと、ページの裏から透かして見る以外方法がないからです。

そのため、私は理論サブノートを予備で2冊持っていました。

  • 直前期までの理論サブノート
  • 確認用の理論サブノート
  • 直前期からの理論サブノート

”直前期まで”と”直前期から”に分けているのは、空白のスペースが無くなるためです。

私は、理論サブノートの空白のスペースにテストの理論問題を貼り付けたり、講義のメモを書き写していました。
そのため、直前期までに理論サブノートの空白が無くなってメモをすることが出来なくなるのです。

※大原の理論サブノートは本がコンパクトなので行間も狭いです。
そのため修正テープは細めのものを使っていました。
私が使っていたのは「MONO AIR詰め替えタイプ」の4.2mmです。

4.思い出す

これが1番重要です。
本試験では、覚えたことを思い出せなければ意味がありません。
1~3で覚えた箇所を思い出すトレーニングをしましょう。

通勤中や休憩時間など、隙間時間を利用して思い出します。
思い出すことは、1.の目次を覚え始めた時から隙間時間を使って少しずつやっていきましょう。
覚えている箇所と忘れている箇所を判別して、復習すべき所の確認も出来ます。

私は、理論サブノートを片手に散歩をしていました。
思い出しながら歩いて、忘れていたら理論サブノートを確認するというサイクルを繰り返して頭に刷り込みました。

試験勉強をしていると運動不足になる傾向があるので一石二鳥です。

続かなかった暗記法

1文ずつ覚える方法

よく紹介されている方法として、各タイトルごとに1文ずつ覚えていくやり方。
このやり方だと先が見えてこないので、精神的にしんどすぎます。

タイピングをしながら覚える方法

いつでもどこでもが私の理論暗記の方法だったので、パソコンが必要となるこの方法はやりませんでした。
ただ、組み合わせて使うのにはアリかもしれません。

音読で覚える方法

音読で覚えるやり方もよく紹介されています。
恥ずかしいから辞めました。

まとめ

暗記で1番気をつけたいのが、精神的負担をいかに減らせるかです。
精神が折れてしまっては元も子もありません。

暗記方法は人それぞれ、自分に合うやり方が1番。
私は、このやり方が1番楽に覚えられました。

もし良かったら試してみて下さい。

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