他行肩代わりは諸刃の剣~慎重な判断を~

「他行肩代わり」という言葉があります。
スマホの乗り換えという話はよく聞きます。
(キャッシュバック合戦がもの凄い時期もありました。)

他行肩代わりは、金融機関の乗り換えです。
スマホの乗り換えとは訳が違います。
今回は「他行肩代わりは諸刃の剣」というお話です。

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他行肩代わりは諸刃の剣

他行肩代わりは、その名の通り他の銀行から融資を受けて既存の借入金を返済するという方法です。
例えば、A金融機関から年利3.0%で1,000万円の融資を受けました。
返済を続けて借入金の残高が500万円になったタイミングで、B金融機関から「年利1.5%で1,000万円の融資をするので借り換えをしませんか?」と提案されます。
これが実行されると他行肩代わりになるのです。
特に業績が良い会社に提案される傾向があります。

経営者からすると利率が半分になり、かつ、500万円を追加で融資を受けることが出来るので、かなりおいしい話になります。
B金融機関も新規の顧客を獲得できるため、お互いが幸せになれます。

困ったのはA金融機関です。
大事な顧客を奪われてしまうのですから…。
担当者の評価や支店への影響も考えられるでしょう。

経営者の感覚では、「ビジネスをしていれば仕方ない」というふうになるかもしれません。
ですが、他行肩代わりをする場合には非常に慎重な判断をする必要があります。

メリット・デメリット

他行肩代わりのメリットは、やはり新たに条件のいい融資を受けることでしょう。
手持ち資金が増えて、利率が下がれば最高です。

ですが、他行肩代わりをすることで大きなデメリットがあります。
それは、金融機関との関係が悪くなることです。
(上の例でいうと、A金融機関)

今までの関係性が壊れ、新たな融資を受けることが出来なくなるでしょう。
他行肩代わりをするということは、そのぐらい大きなことです。

金融機関(A金融機関)からの融資を受けることができなくなれば、お金が必要なタイミングで融資を受けることができる選択肢を減らしてしまうことになります。
その他にも新たな金融機関(B金融機関)との関係性の構築にも時間が掛かります。
時間が掛かるどころか、関係性が構築できないという可能性もあるでしょう。

まとめ

今回は、「他行肩代わりは諸刃の剣」というお話でした。
その場の条件だけでなく、先のことまで考えながら慎重に検討するようにしましょう。
また、他行肩代わりをする場合には、提案内容を確認して、肩代わりされる金融機関(A金融機関)に相談することも重要です。

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【編集後記】
昨日は、帰宅後に筋トレを。
その後は、最近はストレッチの重要性を感じています。
少しずつ取り入れていこうと思います。

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