利益が出ている会社でも手元資金が不足すれば倒産に至る可能性が高くなります。
たとえ黒字であっても、資金繰りが悪化すると、支払が滞り、最終的には事業を続けられなくなることがあります。
数字では利益が出ているものの、手元におカネが残らず倒産するという事態が発生するのです。
そのため、利益を上げることは重要ですが、それだけでは十分ではなく、日々の資金繰りをしっかりと把握し、手元資金を厚く保つことが、会社を守るために欠かせません。
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借りられるとき借りておく
黒字の状態でも廃業する会社の割合は決して少ないとは言えません。
私が声を大にして伝えたいことは「借りられるときに借りておく」ということです。
これは「何でもかんでも借りておこう」という意味ではありません。
借りられる状態を常につくる意識が大切なのです。
銀行融資は中小企業にとって最も効果的な資金調達手段です。
ですが、借りられるタイミングを逃している会社は意外と少なくありません。
銀行融資を必要なタイミングで受けるということが、会社を守る武器になります。
借りられる状態を常につくるとはどういったことか?
良好な財務状態を維持するということはもちろんですが、銀行との日頃からの取引を大切にする意識を忘れてはいけません。
「おカネがないから貸してほしい」は通用しないのです。
銀行との取引は初回のハードルが非常に高く、日頃から銀行との取引がなければ、銀行融資を受けること自体が難しくなります。
必要なタイミングで必要な資金を借りられる状態をつくる意識を忘れてはいけません。
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手元資金の目標設定
会社の利益や売上の目標を設定されている社長は多くても、手元資金の目標を設定している社長は少ないと感じます。
黒字倒産の原因は会社の手元資金の不足です。
まずは会社の手元資金の目標を設定しましょう。
会社の手元資金は、平均月収(年商÷12)の何ヶ月分ありますか?
最低でも平均月収2ヶ月分以上は欲しいところです。
もし2ヶ月分以下である場合は、十分に注意が必要だということを意識してください。
そのうえで、平均月収の6ヶ月分の手元資金を確保することを目標に設定することをおすすめします(業種によっては固定費の6ヶ月分)。
手元資金の目標が決まれば、「必要な利益」「必要な借入」が明確になります。
目標を設定することで、手元資金を意識することにもつながります。
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おカネの流れを意識する
手元資金の目標を設定したら、次はおカネの流れを把握する習慣をつけましょう。
おカネの流れを把握するために必要となるのが資金繰り表です。
資金繰り表を作成している会社は非常に少なく、銀行から提出を求められて作成しているという会社が多いのではないでしょうか?
そのため、資金繰り表が銀行融資を受けるための資料になってしまっている場合がほとんどです。
資金繰り表は会社のおカネの状況を把握するためのものであり、融資を受けるために提出する資料ではありません。
資金繰りの予定を把握するからこそ、次の行動に移すことができます。
必要な資金をどのタイミングで調達するのか?
その計画を練るために活用していきたいものです。
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昨日は、朝にブログを更新。
その後は、オフ。
息子と買い物へ。
その後は、家族で料理を。

