会社のお金を常に多く持っておくための【3つの「減らさない」】

2025年3月11日

日頃から手元のお金は多めに持っておく意識が大切です。
会社経営をするうえで、この意識は欠かせません。

周りの環境は常に変わるものです。
その変化に柔軟に対応するためには、ある程度の「余裕」が不可欠。
「余裕」が無ければ、判断を誤る可能性もありますから。

これら3つの「減らさない」を大事にしましょう。

今回は「会社のお金を常に多く持っておくための【3つの「減らさない」】」というお話です。

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現預金を減らさない

1つ目は、「現預金を減らさない」です。

「お金を減らさないために」と言っているのに「何を言っているんだ！？」と思われるでしょう。
ここでいう「現預金を減らさない」とは、意識の問題です。

上記を確認されていますか？

売上目標や利益目標は持っていも、現預金残高の目標を決めている方は少ないかと。

数値計画を立てる際に、現預金を基準にすると「必要な利益」「必要な売上」を決めやすくなります。

また、現預金は会社を守る強力な武器になります。
常に意識をしておくことをおススメします。

常に意識するためにも、現預金の動きを把握できる「資金繰り表」の作成をしましょう。

2つ目は、「利益を減らさない」です。

語弊が無いように言うならば、「無理に」利益を減らさないということです。
過剰な経費、無理な投資には多くのお金を必要とします。

経営を始めると、税金を意識せざるを得ません。
そして、「払いたくない」という気持ちから、節税にばかり目がいくようになってしまうことが多いです。

本当に大事なのは「節税」なのでしょうか？

当初の目標は「節税」ではなかったはずです。
むしろ「利益」を出すために、どうすれば良いかを考えていたはず…。

「利益」は、融資を受ける際にも重要なポイントになります。
「簡易キャッシュフロー」の算定や「債務償還年数」の算定には利益が影響します。
利益を減らしてしまえば、その後の資金繰り、つまり手元のお金に影響を与えるのです。

「過度な節税」に走らないためにも、1つ目の「減らさない」である現預金の目標残高が重要になります。
目標値を決めることで、心が揺れることにストップをかけます。

銀行への決算報告の際に、借入計画を立てることをおススメしています。
銀行に対しても重要なものですが、
社長が「将来の納税がどのくらいあるのか？」を早めから意識するためにも重要になるのです。

3つ目は、「借入を減らさない」です。

「借入を減らすべきでは！？」と考えられるでしょう。
私は、会社経営を継続している間は、「借入は減らさずに、借り続けるべき」と考えています。

1つ目の理由は、お金を減らさないためです。
借入は資産と負債の両建てとなる取引です。
つまり、負債である借入が増えた分、資産である現預金も同時に増えるのです。

返済が進めば、借入は減少しますが、その分だけ現預金も減少します。
「いやいや、会社の業績が良ければ問題ないでしょう。」と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、会社の状況は常に変化しますし、外部環境も変化します。
良いときもあれば、悪いときもあるわけです。
本当に業績が悪くなり、お金が必要になっても、
業績が悪いことで融資を受けられない可能性は十分にあります。

そうなる前に、手元のお金を多く保有しておくことが大切なのです。
常に手元のお金を維持し続けるためにも、折り返し融資など「借入金の管理」が必須となります。

2つ目の理由は、借入が減り続けると融資を受けづらくなる可能性が出てくるからです。
借入が減少し続けると、融資を受けられない状態なのでは？という疑問を持たれる可能性があります。
融資が受けづらくなれば、会社の資金繰りに大きなダメージを与えることは間違いありません。

今回は「会社のお金を常に多く持っておくための【3つの「減らさない」】」というお話でした。

会社の手元のお金を常に多く持つことを意識することが大切になります。

【ログ帳】
昨日は、朝にウォーキングとブログを更新。
その後は、税理士業を。
午後からKindleの執筆をしました。

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