資金繰りを意識し始めるのは、おカネに困った状況に陥ってからの場合が多いのが現実です。
ですが、そのタイミングではすでに選択肢は限られています。
本来、資金繰りは付け焼刃でどうにかなるものではありません。
むしろ、事前に準備をし、早めから対応することが必要なのです。
今回は「資金繰りには長期的な視点が欠かせない」というお話です。

※「点」で見るか、「線」で見るか
資金繰りは「今」だけでは分からない
資金繰りは、今だけを見ていても分からないことが多いものです。
(これは資金繰りに限らずですが…。)
「現在の借入状況」や「手元資金の額」、また「過去のおカネの流れ」、
そして「将来的にどのくらいの収入が見込めるか」といったところまで把握することが欠かせません。
資金繰りを考えるうえで、「融資を受ける」ということも1つの手段。
中小企業にとって融資は、現実的かつ効果的な資金調達の手段です。
ですが、融資をスムーズに受けるためには、
早めから準備し、計画的に行動することが重要となります。
「おカネがないから借りたい」では、うまくいかないのです。
計画的に行動するためには、自社の財務状況をしっかりと把握することが必要不可欠といえるでしょう。
毎月の経理をおこなうことはもちろんですが、それだけでなく、
会社のおカネの状態を過去→現在→未来のカタチで見ていくことが大切となります。
※過去の記事:銀行と会話をする機会をつくるために
資金繰りは「点」ではなく「線」で見る
資金繰りを考えるタイミングは、「おカネが必要となってから」というケースが多いものです。
ですが、このような状態に陥ってから資金繰りを考えるのでは、
選択肢を狭めてしまいます。
資金繰りはその時点だけを見るものではなく、
過去から現在、そして未来へと「線」で見ていくことが大切なのです。
自社の業績やおカネの傾向は、「流れ」を見なければ把握することはできません。
これは銀行から見ても同じであり、決算書を提出してその数字だけで判断するということはありません。
必ず数期分の数字から、その会社の業績の傾向を確認しています。
ここからも、「線で見る」という視点が非常に重要であることが分かります。
いくら数字を見ていても、「点」だけで把握しようとすればおカネの流れは分かりません。
キャッシュフローという言葉の通り、おカネは流れていくもの。
一定時点の「残高」だけでなく、「流れ(フロー)」を見ていくことが必要となります。
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会社を守るための長期的な資金戦略を
過去から現在、そして未来と見ていく中で、
やはり重要になってくるのは「これからどうするか」という視点です。
資金繰りを意識するうえで必要になるのが資金計画。
どのタイミングで手元資金が増え、どのタイミングで減るのかを事前に把握し、
資金が必要であれば融資の検討をする必要があります。
こうした資金計画がなければ、具体的な行動も見えてきません。
資金計画をつくるためには、まず数値の見込みを立て、
それを具体的な行動計画に落とし込むことが必要です。
特に、融資を受ける場合には、
その数値計画と「どうすれば計画を達成できるのか」という根拠を示すための行動計画を用意し、
銀行に対して説明できることが必須といえるでしょう。
曖昧な表現ではなく、具体的に説明できる状態にしておくことが重要となるのです。
そのとき、そのときでおカネのことを考えるのでは、
資金繰りに不安を抱えながら経営することになります。
資金戦略という言葉があるように、会社がいかに有利におカネを回していけるかを考えること。
そのためにも、「点」ではなく「線(流れ)」で見る視点を意識することをおすすめします。
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昨日は、朝にブログを更新。
その後は、父の実家へ。
午後は、税理士業をしました。
