会社の財務体制は、日々の積み重ねでつくられていくものです。
ですが、自社の財務体制がどのレベルにあるのかを客観的に見る機会はあまり多くありません。
「なんとなく回っているけど、このままでいいのか不安」
そう感じたことがある方も多いのでと。
そんなときに参考になるのが「ガバナンス体制の整備に関するチェックシート」です。
スタートアップ創出促進保証では、3年目と5年目に中小企業活性化協議会による確認と助言が行われる仕組みになっています。
チェックシートを活用することで、「できているところ」と「できていないところ」を可視化することができるので、非常におすすめです。
今回は「チェックシートで見直す会社の財務体制」というお話です。
ガバナンスの整備は「財務の土台」をつくる
「ガバナンス」と聞くと、少し大げさに感じるかもしれません。
財務というと、売上や利益、資金繰りといった「数字」に目が向きがちになります。
ですが、その数字をつくるために重要となるのが「ガバナンス体制」です。
例えば、
- 経理処理のルールが決まっているか
- 数字の報告がタイムリーにおこなわれているか
- 法人と個人の資産・経理が明確に分離されているか
こうした土台が整っていないと、どれだけ良い数字をつくろうとしても安定しません。
チェックシートは、この「土台の部分」を確認するためのものです。
単なる確認ではなく、財務の前提条件を整えるための最初の一歩ともいえます。
決算対策や節税といったテクニックも大切ですが、まずは土台を整えていくことが大切です。
チェックシートは「弱点を見つけるツール」
チェックシートのメリットは、「どこができていないか」を可視化できるところにあります。
財務の重要性は分かっていても、「どこから手をつければ良いのか分からない」ということはあるでしょう。
チェックシートを活用することで、そういった問題点の解決の糸口となります。
内容を照らし合わせ、自社の状況を把握する。
そのうえで、体制が整っていない部分をあぶり出す。
例えば、
- 試算表の作成が遅れている
- 資金繰り表をつくっていない
- 銀行への情報提供が不定期
こうした項目は、そのまま資金繰りの悪化につながる要素です。
逆にいえば、弱点が見えれば、「次にどのように行動すれば良いのか」が明確になります。
チェックシートは、自社の評価のためではなく、
弱点をみつけるためのツールとして活用するのがポイントです。
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財務が整うと「借りられる状態」になる
財務体制が整っている会社は、結果として「借りられる状態」をつくることができます。
ここでいう「借りられる状態」とは、「必要なときに」「無理のない条件で」「継続的に資金調達ができる状態」を指します。
銀行は決算書の数字だけで判断しているわけではありません。
その裏にある管理体制や、数字の信頼性も見ています。
チェックシートを活用し、数字はもちろんですが、
会社の管理体制も整えておくことで、融資をする立場である銀行に安心感を与えることができる状態を、
日頃からつくっておくのです。
また、このチェックシートを活用することで、経営者保証に関するガイドラインで求められている3つの要素である、
「法人と経営者との関係の明確な区分・分離」、「財務基盤の強化」、「財務状況の正確な把握、適時適切な情報開示等による経営の透明性確保」といった部分の見直しにもつながります。
経営者保証を外せるような財務体制を整えることが、今後、
円滑に資金調達をおこなううえで重要な要素になることは間違いありません。
その第一歩として、チェックシートの活用をされることをおすすめします。
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昨日は、朝にブログを更新。
その後は、家族で大阪を満喫。
合間に、Kindle本の目次など構成を考えたりと。

