当たり前を疑う力が、仕事と学びを変える

世の中には無意識に受け入れている「常識」が数多く存在します。
ですが、それが本当に自分にとって最適なやり方とは限りません。

• 経理
• 税理士
• 勉強や読書など

学校で学んだもの、その業界に入って覚えるものなど様々です。

「他にもやり方があるのでは？」

当たり前が誰にとっての当たり前かを考えてみることが大切です。

今回は「当たり前を疑う力が、仕事と学びを変える」というお話です。

経理の当たり前

経理の世界に入ったのは10年以上前の話です。
当時は日商簿記2級を持っていた程度で、経理の実務については、
ゼロからのスタートでした。

何も分からず、ただ頭を抱えていたのを覚えています。

経理の世界に入って1番の驚きは、独特な仕様の会計ソフトです。

会計ソフトは、簿記の世界が強く反映されているため、
独特の操作性やルールがあります。

また、その会計ソフトに入力をする業務は、非常に手間がかかりました。
一般企業の経理に入った最初の数年は、よく分かっていないことが多く、
非効率なやり方を、ただ繰り返していたのです。

最後の1年は、Excelを使用するようになって圧倒的にスピードが上がりました。
考え方を変えたのです。

Excelから会計ソフトへのインポートや会計ソフトからExcelへのエクスポート。
元帳の確認もExcelのデータをピボットテーブルにして確認していました。
転記（文書から文書に書き写すこと。）ステップは、VBAを活用していましたし。

当たり前のように、必死で会計ソフトに入力していたことを疑って気づいた瞬間でした。

税理士の当たり前

税理士業の「当たり前」と言えば、税務顧問でしょう。

お客さまと顧問契約をして、定期的に顧問料をいただくというものです。
私は、独立した当時から税務顧問のみでやっていこうとは思っていませんでした。

ひとりで仕事をすることを決めていたので、継続的にサービスを提供する税務顧問のみに頼るのは、
時間とお金のバランスが崩れると考えていたからです。

そのため、税務顧問以外のサービスも充実させることを意識しました。
私が現在提供しているサービスは以下になります。

• 税務顧問
• 個別コンサルティング
• メール相談
• クラウド会計コンサルティング
• 執筆

できるだけ単発のサービスを充実させるようにしています。
こういった考え方ができるようになったのも、
当たり前を疑うという習慣のおかげです。

当たり前を疑うという習慣のおかげで、
日頃から刺激を受けている「ひとり税理士」の方々にお会いすることができ、
自分自身の働き方を考えるようになりました。

勉強や読書の当たり前

勉強や読書など、学びをする際にも「当たり前」が存在します。

それは、本を最初から読んでいくというものです。
私は、このやり方が非常に苦手でした。

性格もあるとは思いますが、私が文章を読む際に面白くないと感じていた原因は、
この「当たり前」の習慣だと感じています。

私の場合は、目次を見て、気になる所からざっくりと読むようにしています。
気になるから読めますし、頭にも入りやすいのです。
気になる所を読み進めていくと、周辺の知識が気になり始めるので、
結果的に効率よく本を読むことができます。

このやり方は、税理士試験の勉強や読書など、
インプットをする際に大きく役立っています。

こういったやり方も「当たり前」とはかけ離れています。

まとめ

今回は「当たり前を疑う力が、仕事と学びを変える」というお話でした。

「当たり前」を疑うことは、自分らしい働き方や学び方を見つける第一歩です。
時には、立ち止まって「自分に合ったやり方」を問い直してみることも大切だと考えます。

また、そういった「当たり前」を知ることが自分への刺激になることもあるでしょう。
自分の方向性を確認するために、あえて、業界の「当たり前」を知ってみるのも面白いです。

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【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は、外出をしました。
帰宅して、税理士業を。