経理は、日頃からやることをおススメしています。
まとめて経理をしようとすると時間がかかります。
過去のことを即座に思い出すことは難しいからです。
余分な時間を使うことになります。
時間的な効率性を考えると、やはり、日頃からやることが重要です。
また、その他にもメリットを感じるからこそ、日頃からの経理をおススメしているのです。
その1つが会社の状態を把握することができること。
今回は「日頃からの経理で把握することができること」というお話です。
お金の動きを把握する
日頃から経理をしていると、お金の増減を把握することができます。
月単位で考えてみましょう。
よく見るのが上の図のような試算表の形式のもの。
会計ソフトを使っていると、こういった形式のものが出てきます。
ここで注目すべきは、「現金及び預金合計」です。
- 前期残高(前月残高)
- 借方金額(お金の増加額)
- 貸方金額(お金の減少額)
- 期末残高(月末残高)
上記の4つに注目してみましょう。
上の図を例にしてみると前期残高(前月残高)が36万円、借方金額(お金の増加額)が33万円、
貸方金額(お金の減少額)が27万円、期末残高(月末残高)が42万円ということが分かります。
このように現預金の増減を把握することができます。
利益だけでなく、お金の増えたのか?減ったのか?を確認することが重要です。
その他にもシンプルな資金繰り表を作成するのもおススメです。
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融資のタイミング
日頃から経理することが重要な1つとして、銀行融資を受けるタイミングの把握があります。
銀行融資を受けるタイミング!?と感じる方もいらっしゃると思います。
基本的に銀行融資は業績好調のときに受けることが大切なのです。
銀行もお金を貸す立場なので、業績が悪いところに貸すと返済できる保証がないため、
融資をすることをためらいます。
銀行融資を受けるのであれば、試算表の「単月の利益がプラス、累計でもプラス」のタイミングがベストでしょう。
そのため、日頃から会社の業績を把握しておくことが大切です。
融資で1番重要なのは、やはり決算書でしょう。
ですが、決算の時期から時間が経過している場合、
試算表の提出を求められます。
試算表は、当期の業績をタイムリーに把握するための資料になるのです。
資料の提出を求められて、2~3か月前の試算表を提出することは避けましょう。
かなり昔の資料を提出すれば、管理体制や誤魔化しを疑われる可能性も出てきます。
数字にシビアになることで、信頼にも繋げていくことができるのです。
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まとめ
今回は「日頃からの経理で把握することができること」というお話でした。
日頃の経理は、時間的な効率性を上げることができます。
また、数字の把握をすることで、
お金の増減の確認、融資のタイミングに影響が出ます。
日頃から経理をすることで、経理をすることに慣れてきます。
そうすれば、いい循環に繋げることができるでしょう。
【ログ帳】
昨日は、朝に筋トレとブログの更新。
その後はオフ。
実家で子どもたちと過ごしました。