【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook【地方在住税理士のライフログ】(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ登録者募集中
【仕事のご依頼】
・税務顧問
・個別コンサルティング
・メール相談
・クラウド会計コンサルティング
・執筆のご依頼
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
「資金繰り」は経営者にとって永遠のテーマと言えるでしょう。
税理士として多くの経営者と接する中で、最も多く寄せられる相談の1つが「資金繰り」です。
税金の計算も、元を辿れば資金繰りに行きつきます。
ですが、利益を確認していても、手元資金の流れを把握されている会社は、
意外と少ないのが現実です。
そのため、利益だけではなく、手元資金に着目する経営を意識することが大切ということを日頃からお伝えしています。
今回は「資金繰りを中心に据えた経営をサポートする理由」というお話です。
資金は会社の生命線
「利益が出ているから大丈夫」
本当にそうでしょうか?
会社にとって資金は生命線です。
たとえ黒字でも、資金が不足すれば会社はたちまち動けなくなります。
資金が尽きれば、仕入もできず、給与も払えず、最悪の場合は倒産に至ります。
利益は、手元資金を増やす重要なものです。
ですが、それ以上に支出が多ければ、手元資金は増えていきません。
借入の返済や設備投資の一時的な大きな支出(減価償却費として期間按分)は、損益計算書の数字には表れません。
「利益が出ているから大丈夫」ではなく、手元資金が「大丈夫な範囲か?」が重要なポイントとなるのです。
資金繰りに悩まれている経営者が多い
日頃から、中小企業の経営者とお話をする中で、最も多く聞く悩みの1つが「資金繰り」です。
「利益が出ていても、手元資金は増えない」
「黒字なのに、思ったほどお金がない」といった悩みが多くあります。
その多くは、資金の流れを事前に把握できていないことが原因です。
- 資金繰り表が作成されていない
- 入出金のタイミングを後追いで把握している
こういったことがあると、対応が後手後手になり続けます。
資金繰りに不安があれば、思い切った経営判断ができず、
結果として、本業に集中ができなくなるのです。
また、資金繰りが悪くなってから、行動を始めるのでは遅すぎる場合があります。
「融資を受けたい」と考えても、資金繰りが悪くなると、
融資を受けるためのハードルが一気に高くなるのです。
これらを解消するためにも、まずは資金の流れを把握することから始めることが大切です。
損益計算書の数字だけに注目をするのではなく、生まれた利益がどういった形で手元に入ってくるのかを把握できなければ、不安を和らげることは難しいでしょう。
過去ではなく未来を読むもの
資金繰りは、過去だけを見るのではなく、過去の実績を基に未来を読むものです。
過去の実績→実績を基にした損益計画→資金繰り予定表、
その過程で、毎月の入金予定・支払予定を把握し、将来の手元資金がどのように推移していくのかを把握していきます。
少し面倒に感じますが、一度作成してしまえば、
毎月更新をすることで、利用し続けることができます。
「そんなことをやっている暇はない」と思われるかもしれません。
ですが、このひと手間をかけることで、
資金繰りの不安が少しでも和らぐのであれば、それだけでもやる価値があります。
また、資金繰り予定表を作成することで、将来の数字を「見える化」できます。
少し先の未来が具体的にイメージしやすくなり、
資金繰りの対策を早めに考えることもできるようになるのです。
手元資金は、平均月商(年商÷12)の最低2か月分、目標は6か月分です。
6か月分保有するとなると、そう簡単にはいきません。
そのため、計画的、かつ戦略的に資金繰り管理をしていく必要があるのです。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook【地方在住税理士のライフログ】(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ登録者募集中
まとめ
今回は「資金繰りを中心に据えた経営をサポートする理由」というお話でした。
資金は会社の生命線です。
理解はしていても、会社の資金の流れを把握されている方は少ないのが現実。
少し手間がかかってでも、やっていくだけの価値があります。
【仕事のご依頼】
・税務顧問
・個別コンサルティング
・メール相談
・クラウド会計コンサルティング
・執筆のご依頼
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は、オフ。
妻と私の実家へ。