2026年度版の中小企業庁「中小企業施策利用ガイドブック」が4月6日に発表されました。
補助金や融資など、会社に役立つ制度がまとまった資料ですが、「見たけど使えなかった」で終わるケースも少なくありません。
さまざまな情報が載っていますが、逆に、情報があり過ぎて探しにくいとならないために。
今回は「「中小企業施策ガイドブック」の活用」というお話です。

※辞書のように活用してみる!?
最初から目次を追うと、だいたい迷子になる
中小企業庁が毎年公表している「中小企業施策利用ガイドブック」は、補助金や融資など、会社に関係するさまざまな支援策がまとまった資料です。
毎年更新されているので、その時点で使える制度を把握するには便利なものになっています。
このガイドブックを手にしたとき、多くの方がまず目次を開いて、上から順に見ていこうするのではと。
ただ、この使い方だと、単純に情報が多すぎて、制度を眺めるだけになってしまうことも…。
補助金や融資、さまざまな支援制度が並んでいるのを見るだけで、「結局どれが自分に関係あるのか分からない」という状態に陥りやすいのです。
このガイドブックは、最初から順番に読むというよりかは、目的に沿って探すことをおすすめしています。
どちらかというと必要なところを拾って使う「辞書」のような役割という感覚でしょうか。
目的別インデックスを活用してみる
このガイドブックは網羅性が高い分、目次から順に見ていくと情報に振り回されやすくなります。
あれもこれも気になって、いろいろ見てはみるものの「結局どれを使うべきか決めきれない」という状態になりやすいのです。
そこで使いたいのが、目的別のインデックス。
例えば「ITの利活用を行いたい」と思った場合。
この前提でインデックスを見ると、そのテーマに関連する施策がまとまって出てきます。
「IT」と考えると、補助金を連想する方が多いかもしれません。
そのため、ガイドブックの補助金の欄だけを見て、そのほかの情報を見落としてしまうこともあるでしょう。
一方で、インデックスから入ると「ITの利活用を行いたい」という前提で施策を見ることになります。
すると、補助金に限らず、そのテーマに関連する支援策がまとまって見えてくるのです。
結果として、「使える補助金があるかどうか」ではなく、「この目的に対して、どの施策が合うのか」という視点で判断できるようになります。
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施策は「探すもの」ではなく「目的に当てはめるもの」
このガイドブックは、情報量が多いからこそ、その探し方が重要となります。
大事なのは、全部を理解することではなく、目的を持つこと。
そのためにも、目的別のインデックスから「中小企業施策利用ガイドブック」を見てみることをおすすめします。
目的から入ることで、「制度を活用する」ということが目的になることを避けることができるのです。
よくあるのが「使える補助金はないか」と探すこと自体が目的になってしまうケース。
この状態だと、制度に合わせにいくカタチになり、本来やりたかったこととズレてしまいます。
結果として、使ったはいいものの、その後の資金計画が続かないという状態になることも。
そうではなく、まずは「何をやりたいのか」という目的が重要です。
例えば、設備投資やITの導入といった目的があって、その中で補助金が使えるのであれば活用するという順番。
この順番で考えると、補助金だけで終わらず、その後の資金計画まで含めて考えやすくなります。
必要に応じて融資など他の手段も組み合わせながら、無理のないカタチで進めるといった設計ができるようになるのです。
施策は、その目的を実現するための手段にすぎません。
探すものではなく、当てはめていくことが大切です。
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