資金繰り予定表は予実管理まででワンセット

資金繰り予定表を作っていますか?
お金の管理をするうえで、非常に重要な表になります。

資金繰り表を作る機会があるのは、金融機関に提出する場合でしょう。
提出用として作っているので、それを実務で使っている方は極めて少ないです。

資金繰り予定表は作って終わりではなく、その後の予実管理までがワンセットと考えましょう。

目次

損益計画→資金繰り予定表

資金繰り予定表を作るには、損益計画が必要となります。
こちらの記事でも書きました。

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売上計画から「入金方法」、「入金までの期間」を確認して資金繰り予定表に反映させます。
同様に、仕入計画から「支払方法」、「支払いまでの期間」を確認して反映。

「販売先」、「仕入先」ごとに細かく確認しましょう。
出来るだけ正確な計画表を作らなければ、実務で使うことが出来ません。
最初は時間がかかりますが、一度作ってしまえば後々楽になります。

予実管理

資金繰り予定表を作成してからが重要です。
「予実管理」、その名の通り「予定(予算)」と「実績」を記録して管理することです。

以下のような表を使って「予定(予算」と「実績」の差異を確認していきます。

「予定(予算)に対して、実績がどうなのか?」
「差異の原因は何なのか?」
原因を把握するためには、予実管理が必須となります。

そのためにも経理のスピードを上げていきましょう。

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実績の資金繰り表を毎月作成するのは、手間がかかります。
ですが、会計ソフトからデータをエクスポートをすることで効率化は可能です。
Excelで管理すれば自分の使いやすいように編集が出来ます。
(会計ソフトの資金繰り表は、汎用性がないためおススメできません。)

予実管理のための資金繰り表は、行が増えることから数字の動きを把握しづらいデメリットがあります。
数字が見にくい場合は、グラフにして数値を把握することも出来ます。

まとめ

今回は、資金繰り表の予実管理についてでした。
せっかく作成した資料を利用しないのはもったいないです。

予定との差異を確認して、原因を探っていけば資金管理力が上がり、結果的に自身の事業の防御力を上げることができます。


【編集後記】
昨日は、午前中に車の納車。
エアコンの故障と車検が近づいていたので、買い換えをしました。
大分は、車がないと生活が出来ないので大変ですね…。

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