簿記・会計の知識も大事だが、数字に興味を持つことを忘れない

経理をすると考えると1番に思い浮かぶのが簿記。
借方、貸方、勘定科目、試算表などなど…専門用語盛りだくさんです。
意外と簿記が分からなくて経理を遠ざけている人もいます。

また、簿記の知識があるがゆえに、そのルール!?に縛られすぎている方もいらっしゃいます。
もちろん作る過程で簿記の知識は多少なりとも必要になります。
ですが、経理で1番重要なのは数字に興味を持つことです。

目次

数字に興味を持つコツ

数字に興味を持つことと言われても、どこから始めたらいいのか分からないですよね…。
まず最初に言いたいのは、会計ソフトから印刷される試算表を眺めるのはやめましょう。
非常に分かりづらいです。

おススメなのは以下の2つです。

  • 推移表
  • グラフ

推移表

単月の損益が横に並んでいる表で、試算表のように「借方」・「貸方」といったものもありません。
そのため、数字が見やすく将来の予測も立てやすいです。

経理をしていると毎月だいたい同じぐらいの数字が計上されるようになります。
そのため、推移表で数字の動きを見ていると、異常値に気づきやすくなるのです。
会計ソフトの表は使いづらいので、Excelで作ることをおススメします。

グラフ

数値をグラフにすると視覚的に分かりやすくなります。

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他にも、

売上高の比較グラフや、

資金繰り表のグラフなど、グラフにして数値を視覚化することをおススメします。

数字の桁数が多く見づらいときは、桁数を千円単位に変更しましょう。
桁が多いと数字の情報量も増えます。
細かなところを把握するのではなく、大枠を先に捉えることが重要です。

簿記の知識に縛られない

簿記の勉強をすると「借方」・「貸方」から学習し、勘定科目を覚えたりと仕訳1つ1つに囚われがちになります。
あくまで数字を作るためのツールであることを認識しておきましょう。

勘定科目も「これはこの勘定科目じゃないとダメ!」なんてことにならずに、柔軟に対応していきましょう。
数字を作るうえで、ある程度の統一感は大事ですが、縛られすぎないようにしたいものです。

まとめ

今回は、簿記・会計の知識も大事だが、数字に興味を持つことを忘れないについてでした。
見やすくする工夫は非常に大事。
自分以外の方に説明する場合は、尚更です。

また、知識に縛られると柔軟に物事を考えられなくなります。
経理は、経営管理です。
そのための1つのツールとして簿記・会計の知識があります。
何のために学ぶのかを忘れないようにしたいものです。


【編集後記】
昨日は、娘の夏休みの宿題の丸付けを。
既に、計算ドリルを終わらせていたので驚きです。
私も自分自身の勉強を頑張らねばです。

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