資金繰り管理、本当に大丈夫?見直すべき理由と改善ポイント

※適当な数字を入力しています。

「お金は会社の生命線」ということを常に言っています。
たとえ利益が出ていても、お金が無くなってしまっては会社を維持することができなくなります。

ですが、資金繰り管理をしっかりとおこなっている会社が少ないのが現実です。

  • 保有資金
  • 増減
  • 将来の資金

をどのくらい把握されていますか?!
改めて、資金繰り管理の重要性を把握しておきましょう。

今回は「資金繰り管理、本当に大丈夫?見直すべき理由と改善ポイント」というお話です。

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資金繰り管理の重要性

東京商工リサーチの【2023年「倒産企業の財務データ分析」調査 】によると、倒産企業の赤字企業率68.0%という結果が出ています。
逆を言えば、32%の企業は黒字で倒産をしていることになります。

黒字倒産の1番の要因は、資金不足でしょう。
利益は出ているのに、資金が無い状態です。
利益が計上されるタイミングと、資金の流れが一致していないことが原因といえるでしょう。

つまり、資金繰り管理は、会社の生命線なのです。
資金繰り管理をしっかりとしていれば、事前に危険を予知できる可能性はあります。
危険を予知できれば、それなりの対応をとることができるのです。

とはいっても、資金繰り管理は1回すれば良いというものではありません。
定期的に実施して、確認をする必要があるのです。
そのため、手間も掛かります。

ですが、この手間を後回しにして、資金不足に陥ってしまっては元も子もまりません。
せっかく利益が出ているのに、資金不足で倒産するほど悲しことはないのです。

そのためにも、定期的に見直しをして、変化に対応できる力をつけておく必要があります。

改善ポイント

まずは、見直しのタイミングを見ていきましょう。
大前提として、毎月確認することが欠かせません。
前月までの実績の確認と、将来的な資金の動きを常に確認しましょう。

改善ポイントは以下です。

  • 資金繰り表の作成
  • 資金繰り表の精度向上
  • 融資の検討

資金繰り表の作成

資金繰り表を作成していない会社は、まず資金繰り表を作成することから始めましょう。
資金繰り表のフォーマットはネット検索しても出てきますし、日本政策金融公庫などの金融機関からもフォーマットをダウンロードできます。

資金繰り表は、融資を受ける際にも必要な資料です。
作成することに慣れるておく意味でも、早めから作ることをおススメします。

資金繰り表の精度向上

次に資金繰り表の精度向上を狙いましょう。
作ったはいいが、絵に描いた餅になってしまっては意味がありません。

資金繰り表を作成する場合には、実績3か月分+予測9か月分で作成しましょう。
年間の資金の流れを確認するためにも、1年分作成することをおススメします。

毎月の見直しを定期的に実施し、少しずつ精度を上げていくことを意識することが大切です。
毎月実施していれば、確実に精度は上がっていきます。

融資の検討

融資の検討をすることをおススメします。
中小企業の資金繰りの改善に大きな効果があるのが銀行からの融資でしょう。

資金繰り表を作成していると、資金の浮き沈みを確認することができます。
融資が必要となるタイミングもおのずと把握できるようになるのです。

決算後の銀行に対する報告の際に、1年分の資金繰り表と一緒に資金計画を説明しておくことが大切になります。

まとめ

今回は「資金繰り管理、本当に大丈夫?見直すべき理由と改善ポイント」というお話でした。

せっかく利益が出ているのに、資金不足に陥るといったことは珍しくありません。
利益とお金流れが違うことをしっかりと理解しておきましょう。

損益を把握するのと同時に、資金繰り表を作成して資金の動きも把握することをお忘れなく。

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