融資を受ける際に、重要な資料の1つとして「借入金一覧表」があります。
重要な資料であるがこそ、フォーマットは事前に作成しておきたいものです。
何より、自社の借入金の把握をするためにも作成することをおススメしています。
私はピボットテーブルで作成をするようしています。
更新が非常に楽だからです。
今回は「Excelピボットテーブルで作成する借入金一覧表」というお話です。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
【サービスメニュー】
・無料メルマガ登録者募集中
・税務顧問
・個別コンサルティング
・メール相談
・クラウド会計コンサルティング
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
借入金一覧表とは!?
借入金一覧表とは、会社の借入状況を一覧にした表をいいます。

銀行は、融資の際に、融資先の借入状況を確認します。
借入金一覧表を確認すれば、他行の動向も確認することができます。
銀行は、他行の動向を気にしています。
借入金一覧表を提出することで、銀行間の競争を促すことに繋がるのです。
また、借入状況を一覧で確認できるのは、会社も同じです。
自社の借入状況を確認するためにも役立ちます。
- 借入日
- 当初融資額
- 利率
- 月々の返済額など
一覧にしておくことで、把握も容易になります。
融資はタイミングが重要になるので、日頃から借入状況を把握することが大切です。
また、日頃から更新する習慣を持っておくと、提出を求められた際も慌てずに提出することができます。
借入金一覧表に限らずですが、自社の資金繰り管理をしている会社は意外と少ないです。
毎月、資料を更新して、経営に活かしていることをアピールすることができるだけでも、
銀行に「管理がされている会社」という印象を与えることができるでしょう。
Excelピボットテーブルで作成
借入金一覧表はExcelのピボットテーブルで作成すると更新が容易です。
順番の入れ替え、見たい部分だけ抽出するといったことも、柔軟にできるのでおススメしています。

まずは、上の画像のような一覧を作成します。
借入金ごとの条件を確認してみましょう。
返済予定表などを確認することで、作成は可能になります。

ピボットテーブルを作成する際は、各列のタイトルを作成することが必要です。

このタイトルが無ければ、テーブルを作成した際に、上の画像のように「列●●」といった表示になってしまいます。
これだと、何のデータが入力されている列か分かりません。
一覧の作成が完了したら、次に作成した一覧をテーブル化していきます。
ピボットテーブルは、テーブル化をせずとも作成することができます。
ですが、テーブル化をせずに作成をすると、データ範囲が固定されてしまいます。
データ範囲が固定されると、元となるデータを更新した際に、手動でデータソース範囲の変更をする必要が出てきます。
その他にも不都合な点があるため、一度テーブル化をすることをおススメします。

「セルを選択」→「挿入」→「テーブル」→「OK」でテーブル化をします。
または、「セルを選択」→「Ctrl」+「T」でもテーブル化が可能です。
テーブル化をした後、ピボットテーブルを作成していきます。
「テーブルデザイン」→「ピボットテーブルで集計」をクリック。
「新規ワークシート」か「既存のワークシート」を選択して「OK」。
または、「Alt」→「JT」→「V」で作成が可能です。


作成したピボットテーブルを自分好みに並べてみましょう。

新しく融資を受けた場合は、元のデータを更新していきます。
テーブルのすぐ下の行に入力をすると、自動的にテーブル範囲が広がります。
ピボットテーブルを更新する際は、「ピボットテーブル分析」→「更新」でデータを更新することができます。
または、「Alt」→「JT」→「F」→「R」でも更新が可能です。
ショートカットキーを覚えていると、サクサクとExcel操作ができます
ピボットテーブルで作成すれば、更新が簡単になるのでおススメです。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
【サービスメニュー】
・無料メルマガ登録者募集中
・税務顧問
・個別コンサルティング
・メール相談
・クラウド会計コンサルティング
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
まとめ
今回は「Excelピボットテーブルで作成する借入金一覧表」というお話でした。
借入金一覧表は、融資を受ける際の重要な資料です。
また、自社の借入金管理をするためにも、日頃から更新をしておくことが大切です。
Excelで作成する際は、ピボットテーブルを活用すると、
更新が容易になるので、おススメをしています。
【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は、オフ。
家族で買い物へ行きました。