「借り過ぎかもしれない…。」と思ったことのある経営者の方は、意外と多いのではと。
借入残高が増えてくると、不安になるのは自然なことです。
ただ、借り過ぎかどうかを気にする前に、まず見てほしいのが手元資金です。
手元資金は、会社の生命線。
借り過ぎの心配をする前に、「手元資金の厚み」を意識することを最優先に考えたいところです。
今回は「銀行融資|借り過ぎ!?と考える前に」というお話です。
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まずは手元資金を見てみる
借り過ぎかどうかを判断するとき、多くの経営者の方は借入の金額そのものに目が向きがちです。
ですが、私がお伝えしているのは、「どれだけ手元資金があるか」という視点が大切ということ。
「借入をなくす」という発想ではなく、「借りられるときに借りて、手元資金を増やしておく」という考え方。
借入をすれば負債が増えますが、同時に現金預金という資産が増えることでもあります。
中小企業基本実態調査などのデータを見ると、売上高経常利益率の全体平均は4%程度。
年間1200万円の売上の場合、経常利益は48万円。
平均月商が100万円と考えると、月商1か月分の手元資金を利益だけで増やそうと考えた場合、それなりの時間を要することがわかります。
有事は、いつ起こるか分からないということを考えると、できるだけ早めに手元資金を確保しておくというのも1つの戦略。
※過去の記事:全東信の破産から考える『有事は予告なく来る』ということ
そのために、銀行融資などの資金調達を活用することも選択肢となります。
目安としては、最低2か月分、目標は6か月分の手元資金を確保しておきたいところです。
借入金月商倍率より、現預金月商倍率を見る理由
借入金月商倍率(借入金残高÷平均月商)と現預金月商倍率(現預金残高÷平均月商)。
どちらも有名な指標であり、銀行や専門家も目安として活用することが多い指標です。
借入金月商倍率は、一般的に6倍を超えると危険水準とされています。
ただ、この指標だけを判断軸にしてしまうのは、少し危険なのかなと。
「借りられる状況でも借りない」→「手元資金が減らしてでも、返済を優先する」という状況に陥る可能性があるからです。
そこで意識していただきたいのが、現預金月商倍率。
資金繰りに不安があるのであれば、まずは現預金月商倍率を引き上げることを優先したいものです。
現預金月商倍率を高めることを意識すると、「借りられるときに借りる」という判断ができるようになります。
2か月分以上の手元資金があり、業績が安定していれば、より有利な条件で融資を受けることも可能になるでしょう。(保証付融資→プロパー融資といったように。)
その他の借入金月商倍率や自己資本比率といった指標は、手元資金に厚みが出てから考えても遅くはないのかなと。
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計画的な借入とメンテナンス
ただ、借入をするといっても、闇雲に借りればいいというわけではありません。
闇雲に借りて、返済負担ばかりが重くなっては元も子もないですから。
まずは、計画的に借入をおこなうためにおカネの流れを把握するようにしましょう。
計画的というのは、慌てて借りるのではなく、あらかじめ資金繰り表などで資金需要や会社の状況を予想しながら、行動をするということ。
金利やプロパー融資、1本化などの条件交渉は、会社の業績が良いうちから積極的におこないたいところ。
逆に、状況が悪くなってからでは、悪い条件または「借りられない」ということにもなりかねません。
「借り過ぎ!?」と考える前に、手元資金が十分あるかという視点で今一度確認されることをおすすめします。
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昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、外出。
帰宅後に、会計データの確認や資料作成をしました。

