自己資本比率という言葉を聞いたことがある経営者の方は多いのではないかと。
会社の安全性を測る指標として、本などでもよく取り上げられています。
もちろん、自己資本比率が重要な指標であることは間違いありません。
ですが、比率ばかりを気にしていると、かえって見落としてしまうものがあります。
今回は「自己資本比率より、純資産の『金額』を見てほしい理由」というお話です。

※体力をつけるために
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比率より金額。純資産で会社の実力を見る
自己資本比率は、会社経営をするにあたって重要指標の1つと言われています。
実際、銀行の格付けにも影響を与える指標ですし。
ただ、比率ばかりを意識しすぎると、借入を無理に減らそうとしたり、借入をすること自体を嫌ってしまうという事態にもなりかねません。
比率を高めるだけでは、会社に体力はついていかないのです。
大切なのは、手元資金を厚くし、債務超過に陥りにくい状態を保つこと。
これが最も重要なことだと考えています。
比率というパーセンテージばかりを追いかけてしまい、いつの間にか本質からズレてしまうということだけは避けたいものです。
そこで大切なのが、純資産の金額そのものに目を向けるということ。
比率だと「%を上げるために借入を減らす」という考え方になる場合がありますが、金額だと「毎年いくら純資産を増やすか」という考え方に変えることが可能になります。
同じ決算書を見ていても、どこに目を向けるかで、経営の判断は大きく変わってくるのです。
純資産の金額こそ、会社の体力そのもの
純資産の金額は、会社の体力そのもの。
この金額がマイナスの状態(債務超過)になると、銀行から融資を受けること自体が難しくなります。
そうならないためにも、日頃から純資産を積み立てておく意識が欠かせません。
そこで大切になるのが、税金を払うことを嫌わずに、利益を出すということ。
決算が近くなると、税金を払いたくないという気持ちになるのは、経営者として自然なこと。
ですが、その気持ちのままでいると、純資産はなかなか積み上がっていきません。
そこでおすすめしているのが、純資産の目標金額をあらかじめ設定しておくということです。
私がお客さまにお伝えしているのは、まずは純資産5000万円というライン。
5000万円というのは、信用保証付私募債を発行するための要件の1つ。
(銀行保証付私募債になると1億円が最低ラインということが多いです。)
私募債は、優良企業でなければ発行することができません。
対外的にも優良企業と認められるレベルになれば、結果的に資金調達もしやすくなります。
金額で見た方が分かりやすいですし、目標にもしやすいものです。
純資産が増えているか、減っているかを見る
純資産の金額は、一気に5000万円、1億円とするのは難しいもの。
だからこそ、毎期の目標金額を設定しておきましょう。
毎期の目標に対して、今どれくらい進捗しているのかをモニタリングしていくのです。
そのモニタリングのために欠かせないのが、毎月の決算予測です。
※過去の記事:freeeの決算予測はExcelが最適!推移表エクスポートで効率化
月次の段階で、決算時点の数値予測をしておくことで、早めに動ける状態をつくっておく。
もし、目標に届きそうにないときでも、対策を講じることができるようになります。
決算が終わって「○○でした…」となるより、「こうなりそうだから、○○しよう」という状態が理想です。
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まとめ
自己資本比率は、確かに重要な指標です。
ですが、比率だけを追いかけていると、本当に大切なものを見失ってしまうことがあります。
純資産という「金額」に目を向けてみると「会社の体力がどれくらいあるのか」「どこを目指せばいいのか」が、少しずつ見えてくるのではないかと。
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昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、税理士業を。
午後は、カフェで執筆を少々。
帰宅後は、引き続き税理士業をしました。
