資金繰り表で「将来のおカネ」を見る習慣

「利益は出ているのは分かっている。でも、おカネはどうなんだろう?」
そういった漠然とした不安を抱えたまま経営されている方は少なくありません。

資金繰り表は、その不安を数字に変えるための道具です。
過去の入出金を確認するためではなく、これから先のおカネの動きを把握するために活用したいもの。

今回は「資金繰り表で『将来のおカネ』を見る習慣」というお話です。

目次

資金繰り表は、将来を見るための道具

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資金繰り表というと、銀行から提出を求められて、しぶしぶ作成したという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
提出することが目的となっているので、後から見直すこともない…。

それでは「意味がない」と感じてしまうのも、無理はないですよね。

ですが、本来、資金繰り表は将来のおカネの動きを把握するための道具です。
過去を確認するためではなく、これから先を見るために使うもの。

予測を立てて、実績と比較して、差異が出たらその原因を探る。
この繰り返しが、会社のおカネの流れをつかむことにつながっていきます。

まずは数か月先からでも構いません。
可能であれば1年分あると、年間の借入返済額や税金の支払、季節ごとの資金の波なども見えてきます。

現金預金の「目標残高」を設定する

売上や利益の目標を持っている会社は多いですが、現金預金の目標を持っている会社は、意外と少ないのが現実です。
会社が立ちいかなくなる理由は、赤字でも債務超過でもなく、おカネが不足するから。

だからこそ、現金預金の目標を設定することをおすすめしています。

目安として、平均月商の2か月分は最低限確保したいところ。
理想は3か月分、目標として設定するなら6か月分を目指したいところです。

「6か月分も!?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、コロナウィルスの影響で融資が実行されるまでに3か月ほどかかったという話もあるので、それ以上の手元資金を確保しておくというのは決して過剰とは思いません。

現金預金の目標を設定する際に活用する資料として、資金繰り表を作成すると便利です。
資金繰り表を作成することで、将来の現金預金の状況がイメージしやすくなります。
数字で見えるからこそ、目標も設定しやすくなるのです。

現金預金の目標を設定して、それを資金繰り表で確認していく。
この習慣が、資金繰りを安定させるための基盤になっていきます。

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早めに動くことが、選択肢を増やす

おカネが不足してから動こうとすると、選択肢が一気に狭まります。
銀行融資を受けようとしても条件は厳しくなりますし、最悪の場合、融資を受けられないということも。

資金繰りに困ると、そのことばかりに意識が向いてしまって、本来の事業に集中できなくなります。
これが、経営にとって一番しんどい状態かなと。

業績の良いうちから準備しておくことで、余裕を持って対応できるのです。
資金繰り表を活用するということは、将来の数字を自分の目で見るということ。

実際に、数字が見えるようになって「安心した」とおっしゃっていただけるケースが多いです。
なんとなく不安なまま経営を続けるより、数字で確認できる状態をつくっておきましょう。

有事に備える準備は、有事になってからでは間に合わないことが多い。
そうならないためにも、将来のおカネを可視化する習慣を早めから持っておきたいものです。

そして、この習慣を持つきっかけとして、資金繰り表を作成することをおすすめしています。

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昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、オフ。
パークプレイス大分の無印良品へ行きました。

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この記事を書いた人

廣瀬 充(ひろせ みつる)

自由に働くための土台づくりを、時間・習慣・おカネの視点から発信するひとり税理士。

独立後に実感したのは、
成果の差は才能よりも「日々の積み重ね」で決まるということ。
派手さはないが、確実に差がつく行動を重視。

おカネは会社の生命線。
利益が出ていても、手元におカネがなければ不安は消えない。
融資や資金繰りは、経営を守るための「守り」であり、挑戦するための「余白」。
困ってから借りるのではなく、余裕があるときに借りる考え方を大切にしている。

税理士/銀行融資診断士/元経理マン。

■著書
→中小企業経営者のための融資超入門(Kindle出版)。
→資金繰りを考えなくていい会社のつくり方(Kindle出版)。

大分県由布市在住。
1988年10月1日生まれ。
ブログ毎日更新。
メルマガ毎日更新。

妻と5人の子どもがいる、にぎやかな家庭。

詳しくはプロフィール

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