数字と根拠で伝える、銀行への企業概況

銀行の担当者から「今後の見通しを教えてください」と聞かれて、言葉に詰まる経営者の方は少なくありません。
「頑張ります」「売上は上がる予定です」と答えることはできても、その根拠までは語れないというケース。

今回は「数字と根拠で伝える、銀行への企業概況」というお話です。

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目次

「頑張ります」では伝わらない、銀行が知りたいこと

銀行の担当者が知りたいのは、気持ちではなく順序立てられた情報です。
地域の視点を含めた業界の動向、そこから会社が置かれている状況や対策、数字の裏づけ、そして資金需要。

もちろん、決算書は大事です。
数字の証明になりますし、会社を語る土台でもあります。
ただ、決算書はあくまで過去の話。
会社は過去→現在→未来と動いていくので、「今後どう変化していくのか」を、数字とあわせて説明できることも重要な部分です。

ですが、実際には「決算書を渡して終わり」という場面が多いもの。
そこから先の「今後どうなるか」まで踏み込んでいる経営者の方は、多くはないという印象です。

決算書だけで終わらせてしまうのは、正直もったいないなと感じています。
だからこそ、その先の「今後」まで、数字を詰めていくことが欠かせません。

面白いのは、数字や資料を整理する段階そのものに意味があるということ。
まとめる過程で頭が整理されるので、説明がしやすくなり、面談の話の流れも自然とスムーズになります。

業界の動向と決算書、現状をどう数字で語るか

業界の動向というと、業界全体の話を思い浮かべがちです。
ですが、そこに欠かせないのが、地域ならではの視点だったりします。
地域独特の需要の変化や、影響というものは必ずあるもの。
そこを押さえて話せるかどうかで、説得力は変わってきます。

決算書の数字については、前期と今期を比べて、どう変わったのかを伝えることが基本です。
大きな変化があれば、その差異要因までセットで伝えておきたいところ。
押さえておきたい部分の1つが、経常運転資金に関わる部分です。

  • 売上債権
  • 棚卸資産
  • 仕入債務

このあたりに大きな動きがあれば、詳しく伝えておきたいところです。

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当期の課題・対策と資金需要

業界の動向と現状の数字が整理できたら、次に見えてくるのが課題の部分。
会社には、何かしらの課題があるものです。

経営者の方自身、それを感じていないということはまずありません。
ただ、課題を伝えるだけで終わらせず、具体的な対策まで語れるかどうかが、経営者としての腕の見せ所になります。

そして最後に伝えておきたいのが「資金需要」の部分。
ここは銀行が特に気になるところでもあります。
ここは感覚ではなく、資金繰り表を活用して具体的な数字を示しながら説明したいところ。

業界の動向、会社の現状、当期の課題と対策、そして資金需要。
これを整理して伝えられると、銀行との会話は自然とスムーズになっていきます。
気持ちだけでなく、数字と根拠がそろって、初めて相手に届く企業概況になっていくのです。

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昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、会計データの確認とKindle本の執筆。
午後は、打合せと資料作成をしました。

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この記事を書いた人

廣瀬 充(ひろせ みつる)

自由に働くための土台づくりを、時間・習慣・おカネの視点から発信するひとり税理士。

独立後に実感したのは、
成果の差は才能よりも「日々の積み重ね」で決まるということ。
派手さはないが、確実に差がつく行動を重視。

おカネは会社の生命線。
利益が出ていても、手元におカネがなければ不安は消えない。
融資や資金繰りは、経営を守るための「守り」であり、挑戦するための「余白」。
困ってから借りるのではなく、余裕があるときに借りる考え方を大切にしている。

税理士/銀行融資診断士/元経理マン。

■著書
→中小企業経営者のための融資超入門(Kindle出版)。
→資金繰りを考えなくていい会社のつくり方(Kindle出版)。

大分県由布市在住。
1988年10月1日生まれ。
ブログ毎日更新。
メルマガ毎日更新。

妻と5人の子どもがいる、にぎやかな家庭。

詳しくはプロフィール

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