融資を受けるタイミングは、資金繰りに大きく影響します。
融資は困ってから動くよりも、余裕があるときに準備しておくというのが鉄則です。
そのタイミングの1つが決算後。
今回は「決算後が融資を受けるベストなタイミングの理由」というお話です。

決算書は融資姿勢に影響する大事な資料
銀行が融資を検討するとき、必ず確認する資料の1つが決算書です。
事業性評価融資の話題がありますが、やはり決算書が融資審査に与える影響は大きいといえます。
売上や利益だけでなく、預金残高や借入状況、自己資本の状況など、どれだけ良い事業をおこなっていても、数字が分からなければ銀行も判断できません。
決算が終われば、会社の最新の状況を銀行へ伝えることができます。
銀行から見ても判断材料が揃った状態になるため、融資の話を進めやすくなるでしょう。
決算書は、税金を計算するためだけの資料ではなく、銀行との対話においても重要な役割を持っています。
支店長や融資課長に会えるタイミング
決算後は、銀行に対して決算説明をおこなう機会を設けることをおすすめします。
事前にアポイントメントをとっていれば、担当者だけでなく支店長などとお話をする機会をつくることも可能でしょう。
普段はなかなか会えない相手でも、決算説明という名目があれば時間を取ってもらいやすくなります。
銀行では数年に一度異動があるため、担当者だけでなく、銀行内で会社の名前を憶えていただくことに大きな意味があるのです。
普段から決算説明などを通じて面識をつくっておくことで、実際に融資の相談をした際も、「あの会社か」「毎年決算説明に来てくれる会社だな」と認識してもらえやすくなります。
もちろん、顔見知りだから融資が通るわけではありません。
ですが、決算書だけでは伝わらない経営者の考え方や事業への取り組みを知ってもらう機会になるため、長い目で見れば銀行との関係づくりにつながります。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ「ひとり経営ライフログ」
余裕をもって資金需要を伝えられる
融資は申込みをすれば、すぐに実行されるものではありません。
銀行は決算書を確認し、会社の状況や資金使途を検討したうえで判断します。
そのため、本当におカネが必要になってから相談していると、計画にズレが生じる可能性もあるでしょう。
決算後であれば、今後の設備投資や運転資金の見通しを踏まえながら、余裕をもって資金需要を伝えることが可能です。
例えば、「今期は設備投資を予定している」「売上増加に伴い仕入資金が増えそう」といった話を、決算書や今後の資金計画をもとに具体的に伝えることができます。
会社としても、決算が終わり、新しい期が始まったタイミングが1番計画を立てやすい時期でもあります。
そのタイミングで実際に今後の損益や資金繰りの見込みを検討し、銀行に説明することで、余裕をもって資金繰りを整えることが可能となるのです。
また、決算説明の場で今後1年の計画(資金需要)を共有しておけば、銀行も資金が必要なタイミングを把握することができるので提案がしやすくなるというメリットもあります。
必要になったときに慌てて相談するよりも、あらかじめ資金需要を伝えておく方が、借入条件や融資額についても検討しやすくなるのです。
最新の決算書ができあがったタイミングは、今後の資金需要を伝えることができる絶好のタイミング。
決算書を渡すだけで終わらせてしまうのでなく、将来の資金繰りを安定させるための1つの機会として活用されることをおすすめします。
資金繰りを考えなくていい会社のつくり方: おカネの不安に振り回されない経営
※こちらのKindle本でも決算説明について解説しています。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ「ひとり経営ライフログ」
【仕事のご依頼】
・税務顧問
・スポット相談
・メール相談
・執筆のご依頼
【セミナー動画販売】
・融資超入門セミナー:銀行融資の視点から見る決算書の重要ポイント
・独立1年目セミナー
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
・資金繰りを考えなくていい会社のつくり方(Kindle本)
【ログ帳】
昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、オフ。
買い物と野菜の収穫をしました。
