銀行は「数字」で会社を見ますが、社長の姿勢にも注目をしています。
どんなに決算書の数字が立派でも、信頼できない社長ではマイナスイメージを与えてしまいます。
ここで重要となるのは、特別なスキルではなく、日々の習慣です。
信頼は、突然手に入るものではなく、地道な行動の積み重ねでしか築けません。
銀行が信頼を寄せる人には、例外なく「日常の姿勢」に一貫性があります。
今回は「銀行が信頼を寄せる社長の習慣」というお話です。
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約束を守る習慣(小さな習慣の積み重ね)
信頼の基本は、どんな世界でも「約束を守ること」です。
これは銀行との取引でも同じです。
- 書類の提出期限
- 面談の日程
- 報告の連絡など
そうした小さな約束を守る姿勢が、銀行の安心感につながります。
特に中小企業は、会社=社長と銀行も考えているので、社長の姿勢は重要となってきます。
業績が良いときには連絡を怠り、資金繰りが厳しくなってから慌てて相談にくるような社長では、
銀行は「リスクが高い会社」と判断せざるを得ません。
約束を守るとは、単に期限を守るだけでなく、「約束を軽んじない姿勢」を示すことです。
誠実に対応をすることで、信頼の残高は確実に積み上がっていきます。
報告・相談を事前にする習慣
銀行が最も不安を感じるのは「知らされないこと」です。
資金繰りが厳しくなってからの「後出し相談」は、銀行の信頼を一気に失います。
信頼される社長ほど、良いニュースも悪いニュースも早めに伝えます。
(原因と今後の対策が大切。)
- 「今期は少し利益が落ちそうですが、原因と対策を整理しました」
- 「設備投資の検討を始めたので、資金面の相談をさせてください」
こういった共有が、結果的に銀行との信頼を深めるのです。
「問題に早めに気づき、動ける会社」は経営をするうえでの強みです。
定期的に会社の経営状況を数字と共に伝える習慣が大切となります。
決算後の報告の他に、四半期に一度の報告をおすすめします。
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継続する習慣
銀行との信頼関係は、一度築いたら終わりではありません。
むしろ、そこからが本当のスタートです。
融資が実行された後に、定期的な報告を続ける社長。
決算が終わったタイミングで、自ら結果を伝える社長。
こうした「その後」の行動が、銀行との信頼を深めていきます。
融資後も、四半期ごとに会社の状況を報告する社長もいらっしゃれば、
融資後に一切連絡がなく、次に顔を合わせたのが「次の申し込み時」といったケースも珍しくありません。
やはり、前者の方が結果として、次の融資の相談もスムーズに進むのは言うまでもありません。
信頼は、築くこと以上に、「保ち続ける」ことが難しいものです。
だからこそ、関係を継続するための習慣が重要となります。
まとめ
今回は「銀行が信頼を寄せる社長の習慣」というお話でした。
- 約束を守る習慣
- 報告や相談を事前にする習慣
- 継続する習慣
どれも派手さはありませんが、小さな積み重ねが銀行に良い印象を与えます。
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昨日は、朝にブログを更新。
その後は、一時外出。
帰宅後に、税理士業を。