融資を受けると、借りたお金の返済があります。
(当たり前のことですが…。)
この返済をどのようにしていくか!?が非常に重要です。
今回は「その融資、どのようにして返済しますか!?」というお話です。
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融資は利益から返済する
融資の返済、単純に考えれば、借りたお金を返していくという単純なことではあります。
ただこの返済をしていくうえで、どのお金で返済をしていくのか?が重要になるのです。
利益償還と資金繰り償還の違い
大きく分けると「利益償還」と「資金繰り償還」に分類されます。
「利益償還」」は文字通り利益を返済財源として返済すること。
「資金繰り償還」は利益以外のものを処分して返済することです。
「資金繰り償還」の代表例が債権の資金化や新たに融資を受けることがあります。
この返済方法が続くと現預金が目減りしていくことは間違いありません。
(事業の利益で返済できなければ、当たり前のことですよね…。)
短期運転資金のように、仕入から売上代金の入金までの資金を補填するような融資では問題がありません。
売上代金が入金すれば返済が可能なのですから。
問題となってくるのが「長期融資」や「設備投資」後に本来返済財源となる投資利益の回収が出来ないことが挙げられます。
投資利益が回収できなければ、返済負担が大きくなるため現預金が急速に目減りしていきます。
融資の返済は、利益から返済していく「利益償還」が重要です。
金融機関は融資をする際、「利益償還」できるかどうかをチェックします。
この「利益償還」できるかの判断をするには、過去の実績である決算書だけでは不十分です。
将来的に会社がどのように進んでいくのか?を示す経営計画が必要になるのです。
将来の数字を経営計画を使って説明する
経営計画は、将来の会社の数字や行動を資料に反映したものです。
頭の中で数字の管理をするのには限界があります。
経営者の頭の中を具現化することで、より明確に行くべき方向性が見えてきます。
何より改めて数字にすることで、融資を受けてその後の会社の数字がどうなるのか!?を確認することができます。
経営計画を具体的に作ることで、頭の中では予想しなかったことに気が付くことも多いです。
将来の数字や行動を明確にする経営計画を作ることで、金融機関への説明も楽になります。
とはいっても、数字を自分自身で考えながら作ることが重要です。
誰かに作ってもらった計画では、数字を把握することができないので説明もできません。
企業の概況→損益予定→資金繰り予定→貸借予定→行動計画と進むにつれて頭の中が少しずつ整理されていくのです。
作成が難しい場合には、専門家と一緒に作ることも検討しましょう。
まとめ
今回は、「その融資、どのようにして返済しますか!?」というお話でした。
返済方法には、「利益償還」と「資金繰り償還」があります。
長期的な融資を受けるためには、「利益償還」が重要になるのです。
そのためにも、将来の数字や行動を具現化した経営計画を作成しましょう。
もちろん、作成後の予定と実績の確認も忘れずに。
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【編集後記】
昨日は、出社前にセミナー動画を再度視聴。
帰宅後に筋トレを。