当期の見通しをどのように考える!?

決算予測、納税予測など当期のシミュレーションをすることは非常に大事です。
このシミュレーションするためにも、当期の見通しをしっかりと考える必要があります。

今回は「当期の見通しをどのように考える!?」というお話です。

【サービスメニュー】
廣瀬充のプロフィール
事務所ホームページ
無料メルマガ登録者募集中
税務顧問
スポット相談
メール相談
クラウド会計コンサルティング
廣瀬充のX

目次

当期の見通しはなぜ必要!?

当期の見通しはなぜ必要なのでしょうか!?
経理をするうえで、過去の実績を確認することは重要です。
ですが、過去の実績だけを見ていも、作り上げた数字は活きてきません。

過去の実績から将来のことを考えることが必要になるのです。
当期の見通しをすることにより、以下のようなメリットがあります。

  • 資金繰りの予測をする
  • 反省と改善をする
  • 外部へ説明する

資金繰りの予測をする

当期の見通しをすることで資金繰りを予測することが出来ます。
納税予測で「どのくらいの税金の支払があるか?」を予測することはもちろんですが、単純に損益を予測することで「どのくらい儲かるのか?」を見ることが出来ます。

ただ漠然と考えるているだけでは、不安が募ります。
しっかりと数字に落とし込むことで分かりやすくなりますし、目に見えない不安を解消することができる可能性もあります。

反省と改善をする

当期がある程度進んだところで様々な反省点が出てきます。
その反省点の見直しをして、改善するためにも見通し立てることは重要です。

当期の残りの期間をどのように過ごすか?は、見直し、課題の洗い出しと改善策を考えることで大きく変わってきます。

外部へ説明する

融資を受けていれば、金融機関から当期の見通しを聞かれることがあります。
経営計画が3年~5年ぐらいの見通しに対して、当期の見通しはあくまで当期の決算の数字がどのようになるか?を予測することです。

内部資料はもちろんですが、外部に報告するものも精度の高いものを提出したいものです。
そのためにもどのようにして見通しを立てるか?は重要になってくるのです。

当期の見通しをどのように予測する!?

見通しの立て方は様々です。
ここではいくつかの方法を紹介します。

  • 期中の累計の平均から予想する
  • 前期の実績から予想する
  • 当期の残りの月を各月ごとに予想する

期中の累計の平均から予想する

期中の累計の数字を経過月数で案分して、12を掛けるというやり方です。
簡単に計算できますが、精度はかなり落ちます。

前期の実績から予想する

当期の残りの月に前期の実績値を当てはめる方法です。
これもあまり考えずに作ることができますが、あまり意味のない見通しになってしまいます。

当期の残りの月を各月ごとに予想する

私がおススメするのは、このやり方です。
当期の残りの月の損益を単月で算出していく方法です。
時間は掛かりますが、精度が高くなり意味のある見通しができます。

実際に期中の実績の推移表を作成し、残りの月を各月ごとに入力していけば予測ができます。
Excelで作ってしまえば、反映も簡単です。

また、上記のやり方と組み合わせてやる方法も有効です。
前期の数字と比べながら見通しを立てると、数字の漏れを減らすことができます。

まとめ

今回は「当期の見通しをどのように考える!?」というお話でした。
当期の見通しは短期的な将来の数字を予測することです。
将来の数字を把握することで、見えない不安の解消ができます。

【サービスメニュー】
廣瀬充のプロフィール
事務所ホームページ
無料メルマガ登録者募集中
税務顧問
スポット相談
メール相談
クラウド会計コンサルティング
廣瀬充のX


【ログ帳】
昨日は、朝からウォーキングを。
50分ほど歩きました。
普段から筋トレはしていますが、それ以外の運動は皆無だったので。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次