来期の数値計画を早めに立てるべき理由

※数字はデモです。

来期の数値計画を立てていますか!?

  • 面倒
  • 意味がない
  • 作り方が分からない

理由は様々ですが、数値計画を立てていない会社は少なくありません。

ですが、来期の数値計画を立てることには大きなメリットがあります。

  • 銀行に資金計画を説明できる
  • 来期末の手元資金を把握する
  • 計画が無ければ反省は無い

手間はかかりますが、私は強くおススメしています。

今回は「来期の数値計画を早めに立てるべき理由」というお話です。

【税理士・廣瀬充について】
廣瀬充のプロフィール
事務所ホームページ
facebook【地方在住税理士のライフログ】(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)

【サービスメニュー】
無料メルマガ登録者募集中
税務顧問
個別コンサルティング
メール相談
クラウド会計コンサルティング

【本の出版】
中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)

目次

銀行に資金計画を説明できる

1つ目の理由は「銀行に資金計画を説明できる」です。

銀行に業績を伝えるベストなタイミングとして、決算報告が挙げれます。
決算報告では、「過去の結果」だけでなく、「これからの見通し」を伝えることが重要となります。
資金計画を早めに提示することで、以下のメリットがあります。

  • 計画性のアピール
  • より良い条件を引き出せる可能性
  • 定期的な進捗報告ができる

計画性のアピール

計画性があることは、非常に重要なことです。
会社にとっては、計画的であることで、経営の舵を取りやすくなります。

銀行としても、突発的に行動する会社より、
計画的に行動する会社の方が信頼度が上がることは間違いないでしょう。

より良い条件を引き出せる可能性

早めから資金需要を伝えることで、良い条件を提案していただける可能性があります。
決算報告は、複数の取引銀行にて実施します。
その際に「良いご提案があれば、宜しくお願いします。」と伝えることが大切です。

早めから伝えることで、銀行としても準備期間を持つことができますし、
結果として、良い提案をしていただけることもあるでしょう。

一方、資金が必要なってから急に動くと、選択肢が狭まり、
条件面でも不利になることがあります。

定期的な進捗報告ができる

計画を作成することで、決算報告だけでなく、
定期的な報告ができるようになります。
おススメは四半期に一度のペースです。

銀行との関係性を深め、
協力体制を築くためにも重要なことになります。

来期末の手元資金を把握する

2つ目の理由は「来期末の手元資金を把握する」ことにあります。

現在の手元資金の把握をされていても、1年後の手元資金を把握されている方は少ないのではないでしょうか。
資金は会社の体力であり、生命線です。
手元資金を多く保有することが重要となるのです。

資金の流れを把握するためには、資金繰り表を作成することが必要になります。
資金繰り表を作成するとなると、元となる損益計画が必要です。

「損益計画が作成すれば、利益を把握できるので、資金繰り表を作成する必要はないのでは!?」と思われる方もいらっしゃるかと。
ですが、利益と資金の動きは別物です。
利益が出ているからといって、手元資金が不足しないとは限りません。

また、全体で見れば、手元資金が増えていても、
期の途中で資金が一時的に少なることも考えられます。

そういった問題を解消するために、事前に資金の流れを把握する必要があります。
資金の流れが把握できれば、1つ目の理由でお伝えした「資金計画を銀行に伝える」ことが可能となるのです。

事前に把握ができれば、対処することができます。
これは計画があってこそ、可能となることです。

計画が無ければ反省は無い

3つ目の理由は「計画が無ければ反省は無い」ということです。

結果に対する振り返りは重要です。
振り返りをすることで、将来への改善に繋げることができます。
このブログで何度も言っているので「聞き飽きた…。」と思われるかもしれませんが…。

それでも、重要なことなので、何度でも言おうと考えています。

振り返りをする際に、単純に起こったことの振り返りをするよりは、
比較対象を設けることで、より効果的に振り返りが可能となります。

1つは過去との比較です。
過去の実績との比較をして振り返りをする方法です。

  • 前月との比較
  • 前年同月との比較など

これを実践されている方は多いのではと。

もう1つは計画との比較です。
計画と実績の差異を分析して、その後の計画の見直しや、
差異の原因を把握します。

作成した計画との比較をすることで、差異の把握と分析ができることはもちろんですが、
これを継続して実施することにより、計画の精度を向上させることに繋がります。

「計画は意味がない」と感じている方は、計画と実績の乖離を気にし過ぎる傾向があります。
ですが、精度は、実践と反省の繰り返しでしか向上しません。

まずは計画を作ることから始めてみることをおススメします。

【税理士・廣瀬充について】
廣瀬充のプロフィール
事務所ホームページ
facebook【地方在住税理士のライフログ】(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)

【サービスメニュー】
無料メルマガ登録者募集中
税務顧問
個別コンサルティング
メール相談
クラウド会計コンサルティング

【本の出版】
中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)

まとめ

今回は「来期の数値計画を早めに立てるべき理由」というお話でした。

来期の計画を早めに立案することをおススメします。

  • 銀行に資金計画を説明できる
  • 来期末の手元資金を把握する
  • 計画が無ければ反省は無い

これらは、会社を守るためにも重要なことなので、作成することをおススメします。


【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は資料作成をしました。
午後からは、お客さまと面談を。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次