資金繰り予定表を作成する前にやっておくべきこと

資金繰り予定表は、会社のお金の入出金を確認するための重要な資料です。
融資の受ける際には、必須の資料と言っていいでしょう。

作成自体は、仕組み作ってしまえば難しいことはありません。

何事も最初の1歩には手間がかかります。
事前に以下のことを実施しておきましょう。

  • 実績の作成
  • 損益計画の作成
  • 入出金サイトの確認

今回は「資金繰り予定表を作成する前にやっておくべきこと」というお話です。

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実績の作成

1つ目にやっておくべきことは、実績の作成です。
資金繰り予定表を作成する場合、概ね10か月~12か月の期間で作成します。

おススメは12か月です。
理由として、1年間の会社のお金の流れを把握できることが挙げられます。
税金の支払はもちろんですが、その他の季節的な変動をも確認することができるのです。

12か月で作成する場合、実績3か月+予定9か月で作成すること多いです。
そのため、最初に実績3か月を作成してしまおうというわけなのです。

最初の3か月を作成することで、会社のお金の流れを把握することができます。
また、現状の会社のお金の状況を確認することにもなります。

「現状、どのくらいのお金を保有しているのか?」
「月々、どのくらいのお金が入って、出ていくのか?」
「月々の増減額は?」など、事前に必要な情報を知る良い機会です。

会計ソフトのデータを基に作成する場合は、現預金データをExcelに出力すると便利です。
できれば、次からの実績作成がスムーズにできるような仕組みを作りましょう。

「エクスポート」→「ピボットテーブル」→「xlookup(vlookup)で資金繰り表への連動」という流れがおススメです。

損益計画の作成

先日も損益計画の重要性についての記事を書きました。

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資金繰り予定表を作成する場合には必須の資料です。
将来の損益が分からなければ、将来のお金の流れを作成することはできません。

あまり難しく考えず、前期の実績を基に考えてみるとイメージがしやすくなります。
前期の臨時的な事由を除外し、当期の事由を少しずつ盛り込むようにしましょう。

また、項目ごとに分けて考えることもおススメです。

  • 売上計画
  • 仕入計画
  • 人件費計画
  • 経費計画
  • 設備計画など

項目を分けると確認しやすくなります。

入出金サイトの確認

3つ目に入金と出金のサイトを確認しましょう。

このサイトの確認は、損益計画を作成する際に同時に実施すると良いでしょう。
「売上がいつ入金するのか?」
「仕入の支払はいつするのか?」を取引先ごとに確認していきましょう。

少し手間に感じるかもしれません。
ですが、一度作成してしまえば、次からは更新をしていくだけです。

また、細かく確認することで、損益計画とのズレが無くなります。
ざっくり作ると整合性が無い資金繰り表が作成されてしまいます。

売掛金や買掛金のサイトの確認の他、手形取引がある場合はこれらの確認も必要となります。

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まとめ

今回は「資金繰り予定表を作成する前にやっておくべきこと」というお話でした。

  • 実績の作成
  • 損益計画の作成
  • 入出金サイトの確認

これら3つを確認して、精度の高い資金繰り予定表を作成しましょう。


【ログ帳】
昨日は、朝にウォーキングとブログを更新。
その後は、税理士業を。
お客様の確定申告をしました。

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