簿記というと苦手意識を持たれる方が多いでしょう。
正直、私も簿記が嫌いでした(笑)。
借方?貸方?聞きなれない言葉のオンパレードですから。
今回は「簿記は複雑~難しく考えすぎない~」というお話です。
名称が複雑!?
借方、貸方、勘定科目、仕訳など、経理に関わることが無ければ聞いたことないような言葉のオンパレードです。
私が初めて簿記の勉強を始めたのが22~3歳ぐらいのときでした。
日商簿記3級の勉強。
早速つまづいたのが、勘定科目の名称です。
意味が分からないので、ひたすら名称を覚えました。
それまでは肉体労働系の仕事。
これをずっと続けていくのには限界があると感じて、なぜか経理の仕事に。
ただ、目標があったので必死に覚えました。
経営をするうえで、経理の知識はあった方がいいでしょう。
ですが、本業の傍らでしている方には簿記の用語だけでも面倒だなと感じるかと思います。
簿記の知識を細かく覚える必要はありません。
簿記=経理と感じるかもしれませんが、経理は経営管理であって簿記はその一部です。
まずは、数字に興味を持つことが重要なのです。
簿記は、あくまで手段であって、目的ではありません。
数字に興味を持てば、その過程に興味が出てきます。
その中で少しずつ知識を蓄えていくイメージが大切と感じます。
複式簿記か?単式簿記か?
複式簿記、単式簿記という言葉があります。
単式簿記は、1つの科目の増減を記録していく方法。
記録は簡単ですが、税金面でのメリットが少ないです。
例をあげるなら、家計簿などでしょう。
複式簿記になると、税金面でのメリットが大きくなります。
どうせ手間がかかるのなら、複式簿記で記録したいものです。
ただ、やり方が複雑と考えられる方が多いようです。
(複式簿記という名前がそもそも難しい気がします…。)
複式簿記は、1つの取引に対し2つ以上の科目の動きを記録します。
単純に考えると、「取引の目的に対して、どのような行動をしたか?」ということです。
「売上」ができれば、現金をもらうのか?振込がされるのか?売掛金になるのか?ということを記録します。
現金であれば、現金/売上。
売掛金ならば、売掛金/売上となります。
「仕入」をすれば、どのように支払をするのか?を考えるのです。
現金で払えば、仕入/現金。
買掛金であれば、仕入/買掛金という風に。
一見、複雑に見えますが、「取引の目的に対して、どのような行動をしたか?」を考えると少し簡単になるかと。
自分の会社の取引に置き換えて考えてみると、さらに理解が進むでしょう。
銀行融資に関する記事は事務所HPから発信中!
まとめ
今回は「簿記は複雑!?~難しく考えすぎない~」というお話でした。
簿記は手段であって、目的ではありません。
細かなところに囚われすぎると、経理が面倒に感じます。
目的は経営管理をすることであることを忘れないようにしましょう。
【ログ帳】
昨日は、朝に筋トレとブログの更新。
その後は、息子の運動会へ。
1年で大きく成長しました。
終始、ニコニコしながら競技に参加している姿が印象的です(笑)。