「予実管理」という言葉があります。
予算と実績を比較し、差異を分析することで、原因を把握し、
今後の改善に繋げていくことです。
予実管理をするとなると、手間がかかるだけで、
なかなか結果に結びつかないと感じている方もいらっしゃるかと。
予実管理には複数のメリットがあるので、私はおススメしています。
- 銀行融資への影響
- 数値による可視化
- 精度の向上
今回は「予実管理をするメリット:計画的であることは強みになる」というお話です。
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予実管理は必要か!?
会社経営だけでなく、何事も目標とそれを達成するための計画は大切になります。
ですが、「予実管理は本当に必要なのか?」「手間ばかりかかって意味がないのでは!?」と感じる方も多いでしょう。
結論として、予実管理は必要かと。
損益計画や資金繰り計画を作成する機会が多くなるタイミングの1つが、融資を検討するタイミングです。
銀行から依頼されることで、作成するという流れです。
計画を作成しようと思うとそれなりの時間を要します。
ですが、目的が「融資を受ける」ということになっているので、
「計画を立てたら、それで終わり」ということも少なくありません。
まさに「絵に描いた餅」です。
このような状態にならないようにするためにも、予実管理をしていくことをおススメします。
手間がかかるなどもデメリットはありますが、メリットの方が大きいからです。
予実管理のデメリット
ここで、予実管理をすることのデメリットを見ていきましょう。
まず最初に挙げられるのが、「時間を要する」ということです。
計画の策定に始まり、実績との照合、その後の分析と、
何かと手間がかかります。
とは言え、過去のデータを活用しながら作成すれば、ゼロからよりは作りやすいことは間違いありません。
- 過去の実績
- 当期に起こりえる事象
- 手元資金の目標との比較
これらを意識すると、イメージがしやすくなるかと。
もう1つの問題が「形骸化するリスク」です。
実績との照合をしても、なぜそうなったのか?を分析しなければ、
ただの記録作業になってしまいます。
目的意識を持ち続けることが重要となるのです。
予実管理のメリットは大きい
これまでデメリットを挙げてきましたが、それ以上にメリットが大きいので、
私は予実管理を勧めています。
大きなメリットとしては、以下があります。
- 銀行融資への影響
- 数値による可視化
- 精度の向上
銀行融資への影響
最初に挙げられるのが、「銀行融資への影響」です。
計画性がある会社とない会社では、融資をする銀行からしても、
大きな印象の違いです。
「予実管理」までしっかりしているとなれば尚更です。
また、銀行への報告は定期的にすることをおススメしています。
タイミングとしては、四半期に一度です。
その際に、予実管理をしていれば、
報告の資料として使用することができます。
「なぜこうなったのか?」を分析して、報告することが大切です。
数値による可視化
2つ目は、「数値による可視化」です。
将来への経営に対する不安は常にあるでしょう。
これがゼロになることは無いと言えます。
ですが、不安を少しでも和らげることは可能です。
その1つに方法として、数値による可視化をおススメしています。
私自身もそうですが、頭の中にモヤモヤと不安があるより、
目で見て把握することで、何に対して不安を抱いているのかを具体的に把握することができるようになります。
手間はかかりますが、不安を和らげることができるのであれば、
やるべきかなと。
また、事前に把握できれば対策を練ることもできます。
精度の向上
3つ目は、「精度の向上」です。
予実管理を始めると、最初の方は予定と実績のズレが大きくなる傾向があります。
初めてのことをするので当然です。
ですが、予実管理を継続していくことで、ズレが少なくなります。
より正確な計画を作成することができるようになるのです。
精度が向上すれば、1つ目と2つ目のメリットへ、良い影響を与えることは間違いありません。
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まとめ
今回は「予実管理をするメリット:計画的であることは強みになる」というお話でした。
予実管理には以下のメリットがあります。
- 銀行融資への影響
- 数値による可視化
- 精度の向上
デメリットはありますが、それ以上に大きなメリットかと。
【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は、お客さまの会計データの確認を。
午後から少し外出をしました。