経理で使うデータ分析スキル(平均値・中央値・最頻値)

経理は数字を扱うため、たびたび数字を使って分析をすることが多いです。

分析方法は多種多様で、適切な方法を使う必要があります。

今日は、データ分析で必要となる基礎的な値を求めるスキルを解説します。

目次

平均値

まず、よく使う方法が平均値を求める方法です。

売上高や利益は月によって変わります。

「その年の平均値はいくらだったのか?」

「前年と比較してどのくらい上がったのか?下がったのか?」

平均値は、「平均値 = 合計 ÷ 個数」で求めます。

単純な合計のみの比較をするのと違い、月々の数値が平均でどのくらい変化したのかを把握することができます。

ExcelやGoogleスプレッドシートで平均値を求める場合「=AVERAGE」で数値を求めます。

中央値

次によく使う数値として中央値があります。

中央値は、データの中央にくる数値です。

数値を順番に並べたときに中央に位置する値になります。

上の画像の中央値は4になります。

ExcelやGoogleスプレッドシートで中央値を求める場合は「=MEDIAN」で求めます。

中央値は、外れ値※の影響を受けにくいという特徴があります。

※極端に高い値、極端に低い値

そのため、平均値とは違う使い方をすることができます。

ちなみに、上の画像のように個数が奇数である場合は、真ん中がわかりやすいので簡単です。

ですが、偶数の場合の中央値は下図でいうと、24,500になります。

「( 9月の数値24,000 + 12月の数値25,000 ) ÷ 2」で求められます。

最頻値

最頻値は、その名の通り一番多く出現している値を指します。

最頻値も中央値と同じく外れ値に影響を受けにくい値です。

最頻値は、ExcelやGoogleスプレッドシートでは「=MODE.SNGL」で求めることができます。

価格帯を調べたり、どの世代に多く利用されているのか?などを調べられますね。

まとめ

数値の分析は、1つの考え方ではできません。

あらゆる側面から考え、適時に必要な数値を使う必要があります。

数値が変われば見え方が変わってきます。

今日は、データ分析に使える基礎的な数値について書きました。

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