金融機関による自己査定と銀行格付とは?

金融機関から融資を受けたことのある方の中には、銀行格付という言葉を聞いたことがある方もいると思います。
金融機関は、融資先の動向を常にチェックしています。

その中で自己査定が行われ、銀行格付がされるのです。

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自己査定とは?銀行格付とは?

自己査定は、金融機関が保有している資産(主に融資先の貸付金)の内容をチェックして、適切な引当金を計上することを言います。
適切な引当金を計上することで、実態に即した財務諸表を作ることが出来るのです。

自己査定のメインとなるのが、債務者区分をすることです。
債務者区分のランクによって引当金の金額も変わってくるのです。

債務者区分は、以下の6つの区分になります。

  • 正常先
  • 要注意先
  • 要管理先
  • 破綻懸念先
  • 実質破綻先
  • 破綻先

なお、新規の融資を受けることが出来るのは、原則「要注意先」までとされています。
「銀行格付」は、この債務者区分を意味しています。

債務者区分は、1次評価(定量分析)、2次評価(定性分析)、3次評価(潜在返済力)を経て決めていきます。

1次評価の内容は、以前の記事を参考にされてください。

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1次評価の点数は、全体の70%以上を占めていて非常に重要視されています。
昨今、事業性評価融資が金融庁から推進されていますが、なかなか浸透していないのが現状とされています。

2次評価は、決算書に現れない数値化できない部分にスポットを当てて評価が行われます。
具体的には、「市場動向」、「業歴」、「競争力」など。

3次評価では、企業の代表者個人の資産余力が注目されます。
代表者の個人収支をヒアリングして点数に加味していくのです。

まとめ

金融機関の自己査定は、非常に重要なポイントです。
金融機関からすると企業の実態把握。

企業からすると融資を受けるための重要なポイントになるからです。
細かな部分まで把握する必要はないですが、大枠だけでも捉えていると大きなメリットになるでしょう。

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【編集後記】
昨日は、息子と本屋へ。
車が大好きで一生懸命見ていました。

その後は、息子が寝てしまったので帰宅して、自宅でゆっくりと。

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