「もう少し準備が整ってから独立しよう」と考えているうちに、気づけば何年も経っていた。
確かに、独立には多くの準備が必要です。
ですが、私は、独立は「準備が整ってからする」ものではなく、「整えるためにする」ものだと考えています。
完璧な準備など存在しません。
むしろ独立してからの行動こそが、本当の準備になるのです。
今回は「独立は「準備が整ってから」ではなく、「整えるためにする」もの」というお話です。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ登録者募集中
【仕事のご依頼】
・税務顧問
・スポット相談
・メール相談
・執筆のご依頼
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
完璧な準備は、いつまで経っても整わない
独立を考えるとき、誰しもが「資金」、「スキル」、「人脈」、「自信」など、何かが足りないと感じるでしょう。
ですが、これらが「すべて整う瞬間」は永遠に訪れません。
私自身も、独立前に「もう少し余裕資金が貯まってから」と思っていた時期がありました。
特に、税理士資格を取得するまでは…。
(取得後は、早く自分でやってみたいという気持ちが強くなりましたが(笑)。)
ですが、現実には、その「もう少し」は終わりがないのです。
今でも、私はあのタイミングで独立して良かったと考えています。
準備を理由に先延ばしにするほど、行動のハードルは上がります。
「完璧な準備」を待っている限り、いつまで経っても独立はできません。
独立とは「完璧な準備」ではなく、「最小限の覚悟」で始めるものかなと。
足りない部分は、動きながら整えていくのが現実的です。
私が独立してから最も感じたのは、動き出すことで初めて見えてくる課題や改善点が多いということです。
準備だけでは解決できないことも、実際に経験して学ぶことができます。
そして、その経験値は独立前とは比べモノになりません。
「自分自身で考え、決断し、行動する」ということは、圧倒的な経験値になります。
準備にあまり時間をかけすぎると、行動すること自体が後回しになり、
結局は「準備が整うことなく時間だけが過ぎていく」という結果になってしまう可能性があります。
独立してからしか見えない課題がある
独立前にいくら準備しても、実際に始めてみると想定外のことばかりです。
お客さまの反応や距離感、日々の業務など。
どれも「やってみて初めて分かる」ことばかりです。
実際に、お客さまと向き合ってみることでしか分からないこともあるでしょう。
このような「気づき」は、現場で動いてこそ見えてくるものです。
例えば、税理士事務所を開業するとなると、「事務所を構える」というのが頭に浮かぶ方もいらっしゃるかと。
私自身も、「ゆくゆくは…」なんて考えていました。
ですが、実際に仕事をしていくうちに、「自宅兼事務所」が私に合っているなと。
まず、移動時間が面倒ですし…。
昼食も、サラッと自分で料理することができます。
そういった自分自身の性格や考え方とも、本気で向き合うことができるのが独立の良さです。
これは独立前では得ることのできないものでしょう。
「理想のカタチを完成させてから始める」のではなく、「始めてからカタチをつくっていく」。
「なんか違うなー」と感じたら、軌道修正すれば良いだけですから。
【税理士・廣瀬充について】
・廣瀬充のプロフィール
・事務所ホームページ
・facebook(友達申請をする際は、メッセージをお願いします。)
・無料メルマガ登録者募集中
「整える力」が独立後の強み!?
独立後に大切と感じたのは、完璧さではなく、柔軟性と対応力。
計画が崩れても、自分で修正できる力。
想定外の出来事にも、前向きに整え直す力。
この「整える力」こそが、独立後の武器になると感じています。
独立してから見える課題に取り組みながら、少しずつ進化していくことで、初めて「自分のスタイル」を見つけることができるのかなと。
最初から完璧を求めるのではなく、改善と対応を繰り返しながら成長することこそが、独立の本当の意味だと実感しています。
また、独立してからさまざまなことを整えていくうちに、少しずつですが、自分の強みが見えてきます。
最初は不安や焦りしかなかったのですが、それも含めて独立。
こういったことも独立をしなければ味わうことができません。
「完璧」な準備は難しいでしょう。
ある程度の目安を決めて、最後は「タイミング」です。
【仕事のご依頼】
・税務顧問
・スポット相談
・メール相談
・執筆のご依頼
【本の出版】
・中小企業経営者のための融資超入門(Kindle本)
【ログ帳】
昨日は、朝にブログを更新。
その後は、税理士業を。
午後は、note執筆後に外出をしました。

