金利交渉の参考になる表面金利と実質金利を比べてみよう

融資を受ける際や金利交渉の際に、確認しておきたい実質金利。
表面上の金利だけを見て「高い」「安い」と判断していませんか?

「表面金利」と「実質金利」の違いを理解して、計算できるようになりましょう。
そのうえで、「高い」「安い」を判断していくことが重要です。
今回は、「表面金利」と「実質金利」についてです。

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目次

表面金利とは?

金融機関から融資を受ける際に、金融機関が提示する金利をいいます。
融資の際に、必ず目にする数字です。
表面金利はその名の通り表面上の金利で、この金利だけを比べて「金利が安い」や「金利が高い」を判断するのは時期早々です。

後述する実質金利を計算して確認することをしましょう。

実質金利と表面金利を比べてみる

実質金利は、{(「借入利息」-「預金利息」)÷(「借入金」-「預金」)}×100で計算されます。
表面金利は低くても、実質金利を計算してみるとかなり高くなることもあります。

例①
表面金利1.5%
借入利息30万円
預金利息5円
借入金3000万円
預金1000万円

{(30万円-5円)÷(3000万円-1000万円)}×100=1.49%となります。
表面金利と実質金利がほぼ同じくらいになりますね。
次に例②を見ていきましょう。


表面金利1.5%
借入利息30万円
預金利息200円
借入金3000万円
預金2000万円

{(30万円-200円)÷(3000万円-2000万円)}×100=2.99%となります。
表面金利1.5%に対して、実質金利が2.99%と高くなっています。
実質金利が表面金利より高くなれば、金利交渉の余地があるかもしれません。

金融機関に預金をどのくらい預けているか?で実質金利は大きく変化します。
融資の申し込みをする際は、金融機関もこの実質金利を計算します。
そのため、どの金融機関に預金をしていくかをしっかりと選定する必要があります。

まとめ

今回は、表面金利と実質金利についてでした。
表面金利だけで金利の安い高いを決めるのではなく、実質金利を確認してみることが重要です。
実際に実質金利を計算してみると「表面金利とかなり違った」ということがあるので…。

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【編集後記】
昨日は、朝から唐揚げ用の鶏肉の下準備を。
夕方に唐揚げをしました。
1kgの鶏肉では足りません…(笑)。
次は2kgですかね…。

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