融資の5原則とは?

銀行から融資を受ける際、知っておくべきは銀行がどのようにして融資をしているか?です。
その基本となる原則が融資の5原則。

安全性、収益性、成長性、公共性、流動性の原則です。
1つ1つを見ていきましょう。

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目次

融資の5原則

安全性の原則

銀行の3大業務の1つ、預金業務。
お客様からお金をお預かりする業務です。
そのお預かりした預金の6~7割ぐらいを融資に回しています。

そこで必要となるのが”預金者保護”。
お預かりしたお金が必ず回収できるかを確認する必要があるのです。

「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる。」
と言われますが、この”預金者保護”という観点で見ると違った見え方が出来ます。
回収見込みが無ければ、融資の判断は慎重にならざるを得なくなります。

銀行としては、常に”企業の安全性”、”資金使途の妥当性”、”返済財源の確実性”、”担保力”を確認する必要があるのです。

5原則の中でも1番重要な原則になります。

収益性の原則

銀行は融資をする際、”融資金利”、”融資効率”、”取引メリット”を考えます。
銀行として維持をしていくためには、収益を維持する必要があります。

金利が高くなり過ぎれば、お客様を失う可能性が出てきますし、少なすぎれば儲けになりません。
そのバランスを考えながら、融資がされています。

成長性の原則

銀行は、企業の発展、成長を助ける必要があります。
企業の発展が銀行の成長にもつながるためです。

そのために目先の数字だけでなく、将来的な成長を考えながら融資をする必要があるのです。

流動性の原則

お預かりした資金は固定化せず、流動的であることを必要とします。
資産と負債、短期融資と長期融資のバランスを考えながら融資をする必要があるのです。

公共性の原則

銀行は利益を追求するだけでなく、公共性を考える必要があります。
融資をする際に、社会や経済の発展を重要視します。

そのため、反社会的勢力の発展に寄与しないよう十分な注意がされています。

まとめ

銀行からの融資を受ける場合、どういったルールに従って融資がされているか?知っておくと話を進めやすくなります。
融資の5原則を理解していると、求められる資料の重要性にも納得がいきます。

融資を受ける際には、必要とする理由をしっかりと説明できるようにしておきましょう。

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【編集後記】
昨日は、父の日ということもあり、家族でBBQを。
日差しが強かったため、日焼けがかなり痛いです。

炭で焼く肉は一段と美味しさが増します。

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