行動計画があってこその数値計画

計画を立案する際に、注目しがちなのが数値計画。
「将来どのくらいの利益が出て、どのくらいのおカネが残りそうなのか」という部分です。

ですが、その数値計画が「どうやって達成するのか」が見えていなければ、計画はただの希望で終わってしまいます。
特に、銀行に数値計画を提出する際は、ただの数字の羅列では信用してもらえません。
計画を達成するための行動計画が重要となるのです。

今回は「行動計画があってこその数値計画」というお話です。

目次

数字の羅列は説得力を生まない

経営計画などを作成する際に、やはり注目されるのは数値計画です。
「将来的にどのくらいの売上で」、「どのくらいの利益が残り」、「手元にどのくらいのおカネがあるのか?」。
そういった部分が最も気になる部分でしょう。

ただ、数値計画だけでは、「どのようにして、その計画は達成するのか」という部分が見えてきません。
数字の羅列だけでは、客観的に見た際に根拠がある計画とはいえないのです。
将来の数字には「なぜその数字が出てきたのか」という第三者が納得のできる資料が必要です。

継続的な収入であったり、すでに契約が取れているものであれば、それ自体が証拠となりますが、予測に関してはどうしても希望的観測が含まれがちになってしまいます。

それを補うための資料が行動計画となるのです。

行動が決まれば数字にも根拠が生まれる 

行動計画を作成することで、そこに実現性が生まれます。

数値計画だけをつくっても「絵に書いた餅」になってしまうことは珍しくありません。
数字があっても自分自身が「どのようにして達成するのか」というイメージが湧いていなければ、実際に行動へ移すことは難しくなるのです。

そうならないために、まず必要となるのが自社分析です。

例えば、SWOT分析で「自社の強みは○○業界での実績が豊富なこと」「弱みは新規のお客さまが少ないこと」と整理。
そこから、「既存のお客さまから紹介を増やす」「ホームページで施工事例を発信する」といった事業戦略が見えてきます。

その事業戦略を実現するために、「毎月紹介を○○件依頼する」「ブログを週〇回更新する」「営業訪問を月○○件おこなう」といった具体的な行動計画へ落とし込みます。
そして、その行動によって新規契約が年間○件増え、売上が○万円増えるという数値計画につながっていくのです。

自社分析 → 事業戦略 → 行動計画 → 数値計画という順番で考えることで、数字に根拠が生まれます。
そして、行動計画と数値計画を行ったり来たりすることで、より正確な計画を作成することが可能となるのです。

数値計画から考えるのではなく、行動から積み上げていくことが、実現性の高い計画につながっていきます。

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数字は結果、行動は自分でコントロールできる 

売上や利益は、自分だけで決められるものではありません。
景気の影響を受けることもありますし、お客さまの都合によって契約が延期になることもあるでしょう。
数値そのものをコントロールすることは難しいものです。

一方で、「毎月10社へ営業する」「既存のお客さまへ定期的に新商品の提案をする」「ホームページやブログを毎週更新する」といった行動は、自分たちで決めることができます。

例えば、「売上を2,000万円増やす」という数値計画だけでは、その数字をどうやって実現するのかは分かりません。

ですが、「営業担当を1人増やす」「新しい商品を販売する」「既存のお客さまへの提案を月20件増やす」といった行動計画があれば、その数字にも根拠が生まれます。

銀行も、このような行動と数字が結び付いている計画を見ています。
数字だけでは実現性は伝わりませんが、「何を」「いつまでに」「どのように」おこなうのかまで示されていれば、計画の信頼性は大きく変わります。

数値計画はあくまでゴール。
そして、行動計画はそのゴールへ向かうための道筋となります。

数字だけを並べるのではなく、行動まで落とし込むことで、数値計画は初めて意味のある計画になるのです。

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【本の出版】
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昨日は、朝にメルマガとブログ。
その後は、オフ。
家族で買い物→収穫したジャガイモでコロッケを作成しました。

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この記事を書いた人

廣瀬 充(ひろせ みつる)

自由に働くための土台づくりを、時間・習慣・おカネの視点から発信するひとり税理士。

独立後に実感したのは、
成果の差は才能よりも「日々の積み重ね」で決まるということ。
派手さはないが、確実に差がつく行動を重視。

おカネは会社の生命線。
利益が出ていても、手元におカネがなければ不安は消えない。
融資や資金繰りは、経営を守るための「守り」であり、挑戦するための「余白」。
困ってから借りるのではなく、余裕があるときに借りる考え方を大切にしている。

税理士/銀行融資診断士/元経理マン。

■著書
→中小企業経営者のための融資超入門(Kindle出版)。
→資金繰りを考えなくていい会社のつくり方(Kindle出版)。

大分県由布市在住。
1988年10月1日生まれ。
ブログ毎日更新。
メルマガ毎日更新。

妻と5人の子どもがいる、にぎやかな家庭。

詳しくはプロフィール

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